メガスピード　～エンジン関係の故障、不具合、修理、整備の事例（事例：21～30）～

【二輪自動車】　エンジン関係の故障、不具合、修理、定期点検、一般整備の事例　（事例：21～30）

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〈事例21〉　

　【R1-Z （3XC） 3XC3　推定年式：1993年　〈参考〉走行距離：約15,500km】

　症状：　加速時にエンジン回転の上がり途中で引っ掛かりのある回転域がありました。

　点検：　インシュレータを取り外して点検したところ、全体的に劣化していて各部に亀裂が生じていました。

　整備:：　インシュレータ及び取り付けバンドを新品に交換しました。

〈事例22〉　

　【GB250 （MC10）　GB250クラブマン　年式不明　　メーター交換歴があるため現在表示の3,100kmプラスα】

　症状：　燃費が極端に悪化し、通常の半分程度の距離しか走らなくなっていました。

　点検：　キャブレータボデーや燃料ホース等からガソリンが漏れていました。

　整備:：　キャブレータボデーとフロートチャンバの合わせ面の修正研磨等を行いました。

〈事例23〉　

　【RG400EW-2WC （HK31A） RG400Γ（ガンマ） Ⅱ型　年式：1986年　〈参考〉走行距離：約33,500km】

　症状：　3番シリンダのキャブレータからガソリン漏れが発生していました。

　点検：　フロートバルブシートのOリングが潰れていました。またシートハウジングの面が荒れていました。

　整備:：　フロートバルブをASSYで交換し、シートハウジングの側面を修正研磨しました。

〈事例24〉　

　【NSR250RG （MC16）　推定年式：1987年　〈参考〉走行距離：約65,00km】

　症状：　2番シリンダのキャブレータからガソリン漏れが発生していました。

　点検：　フロートバルブ劣化により、シートとの密着部分が変形して当たりが悪くなっていました。

　整備:：　フロートバルブ及びフロートを新品に交換しました。

〈事例25〉　

　【SE50MSJ （AF19）　推定年式：1988年　参考走行距離：約7,500km】

　症状：　エンジンが始動しづらい状態から始動不可能に陥りました。

　点検：　キャブレータの取り付けボルトが脱落し、インシュレータとの間にすき間ができていました。

　整備:：　キャブレータ取り付けボルト雌ねじ穴をヘリサート加工し、二次エアの吸い込みをなくしました。

〈事例26〉　

　【SE50MSJ （AF19）　推定年式：1988年　参考走行距離：約7,500km】

　症状：　エンジンが始動しづらい状態から始動不可能に陥りました。

　点検：　スパークプラグ火炎核の発生スペースが堆積物によりふさがれていました。

　整備:：　スパークプラグを新品に交換し、同時に燃料系とも点検、分解整備しました。

〈事例27〉　

　【GSX750E-4 （GR72A）　年式：1984年　参考走行距離：約7,500km】

　症状：　エンジンの燃焼にバラつきがでてトルク変動が激しく、一定速度に保つのが困難な状態でした。

　点検：　キャブレータ内部に錆が混入していました。

　整備:：　キャブレータを分解整備、洗浄し錆を除去した上で、燃料ホースにフィルターを取り付けました。

〈事例28〉　

　【NSR250R2J （MC18）　推定年式：1988年　参考走行距離：約10,500km】

　症状：　チョークレバーの引きに対して必要以上の遊びがあり、キャブレータ側の動きに遅れがありました。

　点検：　チョークワイヤを留めるねじが空回りしていました

　整備:：　ホルダの雌ねじをタップ修正し、なめている雄ねじを新品に交換しました。

〈事例29〉　

　【NSR250R2J （MC18）　推定年式：1988年　参考走行距離：約27,500km】

　症状：　走行中にタコメーターの表示がめちゃくちゃになり、エンジンが停止しました。

　点検：　ロータやピックアップコイル、クランクシャフトベアリングが破損していました。

　整備:：　破損している箇所を使用可能な中古部品に交換しました。

〈事例30〉　

　【RG250EW （GJ21A） RG250Γ（ガンマ）　推定年式：1983年　参考走行距離：約9,400km】

　症状：　クラッチが十分に切れない、ミッションが変速しづらい等の不具合がありました。

　点検：　クラッチワイヤの撚りがほどけて断線している箇所がありました。

　整備:：　クラッチワイヤを新品に交換しました。