メガスピード　～エンジン関係の故障、不具合、修理、整備の事例（事例：1～10）～

【二輪自動車】　エンジン関係の故障、不具合、修理、定期点検、一般整備の事例　（事例：1～10）

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〈事例1〉　

　【CBR250RJ （MC19）　（推定）年式：1988年　〈参考〉走行距離：約36,500km】

　症状：　ウォータラインのシリンダヘッド付け根部から水漏れが発生していました。

　点検：　ジョイントパイプの腐食やOリングの劣化でシール機能が低下していました。

　整備:：　Oリングも含めジョイントパイプは再使用が不可能な状態だったので新品に交換しました。

〈事例2〉　

　【FZR1000 （3GM）　年式：1989年　〈参考〉走行距離：約33,200km】

　症状：　クラッチ操作時のフィーリングに違和感がありました。

　点検：　ドライブプレートの破断をはじめ、各所クラッチ廻り構成部品に損傷がありました。

　整備:：　割れたドライブプレートや衰損していたスプリング、ベアリング交換等をしました。

〈事例3〉　

　【FZ250R （1HX）　（推定）年式：1985年　〈参考〉走行距離：約11,500km】

　不具合の発生する前に行った予防的整備

　点検：　スパークプラグ廻りを点検したところ、プラグ取り付け溝に砂利や塵等が堆積していました。

　整備:：　砂利等堆積物を慎重に取り除き、プラグを外し、点検清掃しました。

〈事例4〉　

　【RG400EW （HK31A） RG400Γ（ガンマ） Ⅰ型　　年式：1985年　〈参考〉走行距離：約16,500km】

　症状：　チョークワイヤの動きに不具合が発生していました。

　点検：　チョークワイヤガイドホルダがキャブレータボデーの始動系統の通路に折れ込んでいました。

　整備:：　ガイドホルダを抜き取り、始動系統通路を点検清掃、ガイドホルダ廻りを新品に交換し取り付けました。

〈事例5〉　

　【RG400EW-2WC （HK31A） RG400Γ（ガンマ） Ⅱ型　　年式：1986年　〈参考〉走行距離：約11,500km】

　症状：　2番シリンダ排気チャンバが完全に固定されていない状態でした。

　点検：　2番シリンダ左側の排気チャンバ取り付けボルト雌ねじのねじ山の7割が破損し崩れていました。

　整備:：　排気チャンバ取り付けボルト雌ねじをヘリサート加工しました。

〈事例6〉　

　【RG400EW-2WC （HK31A） RG400Γ（ガンマ） Ⅱ型　　年式：1986年　〈参考〉走行距離：約11,500km】

　症状：　車体左側から燃料コックOFFの状態で燃料漏れを起こしていました。

　点検：　フロート廻りに不具合が起きていました。

　整備:：　車両に装着されていたものとは別の良質の中古キャブレータを分解整備して使用しました。

〈事例7〉　

　【RG400EW-2WC （HK31A） RG400Γ（ガンマ） Ⅱ型　　年式：1986年　〈参考〉走行距離：約11,500km】

　症状：　車体左側から燃料コックOFFの状態で燃料漏れを起こしていました。

　点検：　フロートバルブシートストッパ取り付けボルトが脱落していました。

　整備:：　破損していたキャブレータ内部の雌ねじをヘリサート加工しました。

〈事例8〉　

　【RG400EW （HK31A） RG400Γ（ガンマ） Ⅰ型　　年式：1985年　〈参考〉走行距離：約16,500km】

　症状：　スパークプラグがかぶり、4気筒すべて燃焼せず吹け上がりが鈍い状態でした。

　点検：　オイルチェックバルブの損傷により、2サイクルオイルがキャブレータ内部に流入していました。

　整備:：　オイルラインに新しいオイルチェックバルブを割り込ませるかたちで取り付けました。

〈事例9〉　

　【CBR250RJ （MC19）　　推定年式：1988年　〈参考〉走行距離：約38,500km】

　症状：　取り付け部が破損していて、手で支持部を押さえながらでないとチョークワイヤを引けない状態でした。

　点検：　取り付け部のホルダの破損やキャブレータ始動系統の固着がありました。

　整備:：　チョークワイヤとホルダのASSYを新品に交換しました。

〈事例10〉　

　【5CG1 （SG01J）マジェスティSV YP250S　　1997年式　　走行距離：約24,000km】

　症状：　ウォータポンプからオイル漏れが発生していました。

　点検：　ウォータポンプ内部のオイルシールが劣化していました。またインペラシャフトに微細な傷がありました。

　整備:：　ウォータポンプオイルシールを新品に交換し、インぺラシャフトを修正研磨しました。