【考察】
バイクの外装ではカウルをはじめ,カバー等の固定にクッションを使用しているモデルが多々あります.そして古い車両ではカウルの爪やカバーの爪等プラスチック外装側に気を遣っている場合は多いものの,その受けであるクッションには無頓着であるケースが少なくありません.いくら爪に気をつけても,クッションがボロボロでは爪とのすき間が大きくなり,振動によりカウルやカバーの爪が受けるダメージが大きくなります.したがって,爪を大事にするのであれば,それと同じくらいクッション側にも気を遣わなければなりません.振動の大きい2サイクルエンジン搭載車両であれば尚更です.
今回の事例ではクッションが大破していましたが幸いカバーの爪は無事でした.クッションは小さな部品であり,ともすると蔑にされがちですが,実際には振動を防ぎたい部品・部分に使用される非常に重要な部品であるということを頭に入れておく必要があり,且つそれは材料から考えても,消耗品であり為定期的に交換されることが望ましいと言えます.
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