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NSR250 R2J, R4J (MC18) 88年式・純正PGM専用 デジタルRCバルブコントローラ 
    適合車種:NSR250 R2J, 4J 型式:MC18    

----[MEGA-denshi製 NSR250RJ純正PGM専用デジタルRCバルブコントローラの特徴]----

1、純正の2つのRCバルブ制御ユニットを1つに集約
  ⇒ 純正はRCバルブコントローラとサブコントローラの2つのユニットでRCバルブの制御とオイルソレノイドの制御を行いますが、本製品ではそれらを1つのユニットにまとめました。これにより従来RCバルブの動作不良の原因の切り分けが難しかった状況を改善すると同時に保守し易くしました。また大きく軽量化・小型化することに成功しました。

※ 後期型で、コントローラが1つのユニットになっているモデルには適合しません。







2、純正ベースの安心安全なマップ
  ⇒ 純正RCバルブコントローラ、サブコントローラと同じRCバルブ開度マップ、オイルソレノイド制御を実現しているので安心してご利用いただけます。



3、CPUを始め、電子部品は車載規格をクリアした部品を使用しています
 
 ⇒ CPUは車載で世界シェアトップレベルの日本の半導体メーカーRENESASの車載用CPUを使用しています。その他、モータドライバをはじめ、主要IC等、可能な限り厳しい条件であるAEC-Qxxx 準拠といった車載用の電子部品を使用しています。



4、イグニションON時に演出するオープニング機能
  ⇒ イグニションキーONでRCバルブが全閉→全開→全閉と動きます。RCバルブはどのような位置にあっても、イグニションONで最初に必ず全閉になり、そこから全開→全閉と動きます。例えばアイドリング時(RCバルブ開度半開)にエンジンを切って、その後イグニションONにすると、動作の流れは、半開→全閉→全開→全閉となりスタンバイモードに入ります。クリーニングを兼ねたRCバルブの動作確認音としてご活用下さい。


[取り付け例]
 MEGA-denshi NSR250RJ純正PGM専用デジタルRCバルブ+オイルソレノイドコントローラはカプラーオンでそのまま車体に取り付けることができます。

手順1: RCバルブ・オイルソレノイドのコントローラを設置します。ここでは参考に図の位置に設置していますが、配線の届く範囲で任意の位置にご自由に設置して下さい。



手順2: シートカウル左側にある車体ハーネス側とPGMを接続している赤の9極カプラを外し、図の様にRCバルブコントローラから出ている白の9極カプラを割り込ませます。



手順3: RCバルブ・オイルソレノイドコントローラから出ている黒の9極カプラ(オス)と車体左側の黒の9極カプラ(メス)を図の様に接続します。次にRCバルブ・オイルソレノイドコントローラから出ている若葉色の配線のギボシ同士を接続して下さい。車体ハーネス側から出ている黒/青の配線のメスギボシの配線は使用しないので、適宜格納して下さい。



手順4: RCバルブ・オイルソレノイドコントローラから出ている赤の6極カプラ(オス)を図の様にリヤシート下部の防水ブーツ内にある車体ハーネス側の赤の6極カプラ(メス)と接続し、取り付けは完了です。


RCバルブ全開調整・オイルソレノイド動作確認モードの使用方法】

 イグニションOFF時、RCバルブとオイルソレノイドコントローラから出ている250型1極の黒カプラの接続を外した状態でイグニションONにすると、『RCバルブ・オイルソレノイド動作確認モード』になります。



 動作としては、最初にRCバルブが全開となり、その後5秒後にオイルソレノイドが10回ON、OFFを繰り返します。RCバルブ全開調整を行う際はこのモードでRCバルブを全開にしてイグニションをOFFにしてから実行して下さい。



 また、オイルソレノイドは朝一番の冷えている時は音が小さくなる傾向があります。したがって暖機後に点検するとかなり大きな音で動作音が確認できます。


~プラグのカブリの故障診断への利用~
 走行中にプラグがカブッてしまう、といった症状には様々な原因があります。燃調も問題ない、エンジンも問題ない、といった際にはオイルソレノイドが故障していたり、固着していて全域でオイル吐出量が多くなっている場合があります。色々点検整備しても原因が分からない際には、一度このオイルソレノイド動作確認モードで、オイルソレノイド本体が正常かどうかをチェックしてみると良いかと思います。


備考:チェックモードではオイルソレノイドの動作後は何も行いません。エンジンをかける際にはイグニションをOFFにして、一度電源を切ってからチェックカプラを接続し、改めてイグニションONにして下さい。


[注意点]

 ・開発時はマニュアル値での最高出力発生回転数までエンジンが吹け上がることを確認していますが、それ以上の回転域の動作は保証外となります。

 ・誤作動防止の為、NGK抵抗入りプラグをご使用下さい。その他のプラグでは動作未確認となります

 ・ジェネレータコイルは純正のみ動作確認しております。他車種流用や社外品は非適合となります。
 ・純正イグニションコイルおよびハイテンションコード以外での動作は未確認の為、社外の強化コイルやホットワイヤー等は非適合となります。
  ⇒ 誤作動した場合、内部ICが損傷し、コントローラが故障するおそれがあります。
 ・ユニットを加工・分解した場合、保証の対象外となります。
 ・社外のRCバルブ開度インジケータを付けている場合、正常にRCバルブが動作しなくなる恐れがあります。


[販売後もサポートします]
  ⇒ ユーザー登録することにより一定条件のもと1年間、万が一の故障でも新品に交換する保証をおつけします。


[開発について]
 いわゆる'88NSRと呼ばれるNSR250R2J, R4Jの純正電装品は、CDI・コントローラ・サブコンといったように電子制御ユニットが3つに分かれています。その為RCバルブの動作不良が発生した場合、どのユニットが故障したのか切り分けが難しく、診断が泥沼化するケースが少なくありません。そこでMEGA-denshi RCバルブコントローラは、RCバルブの制御ユニットを完全な1つのデバイスに独立させ、故障診断やメンテナンス性の向上を図りました。
 また、チェック機能を充実させることにより、確実なRCバルブの全開調整・オイルソレノイドの動作確認を行えるようにしました。特にオイルソレノイドはエンジンをかけると動作音が全く聞こえない為、カプラーOFFにするだけで静止状態で動作確認できることは大きなメリットとなります。と言うのも、オイルソレノイドが故障していると常にオイルの吐出量が多くなり、カブリの原因になるからです。つまり、プラグがカブリやすいといった状況下において、実際にはオイルソレノイドが故障しているにもかかわらず、燃調不良といった誤った診断を避けることが可能になります。

 2000年代からCPUはすべてシングルチップ化して非常にコンパクトになりました。搭載しているデジタル制御を担う高性能CPUは、日本が世界に誇る車載半導体メーカーRENESAS社のものです。日本車のインジェクションモデルの純正ECU内部にもRENESASのCPUが使われていることからも、信頼性のある日本の半導体企業を MEGA-denshi は支持します。

 NSR250R2J, R4J (MC18) の発売が1988年ですから、すでに数十年経過しています。それにともないRCバルブコントローラ、サブコントローラの故障事例も多くなっております。その中で新品の純正PGM専用のRCバルブ+オイルソレノイドコントローラを供給させていただくことにより、今後もずっと安心して維持し続けられるようお役に立てれば幸いです。


[バージョン情報]
 2023年--------------------------------------------------------------------------------
      2023.10.1 NSR250 R2J, R4J (MC18) 88年式純正PGM専用デジタルRCバルブコントローラ ver.1.0 新発売   


-----------------------------------[お客様の声]-----------------------------------
 ここではCDIセット装着後にいただいたお客様の声の中から、掲載に快諾していただいたものをご紹介します。修理の際に絶版部品で困っていた方、予備を兼ねた純正からの換装で性能がUPした方、色々なケースがあるかと思います。もちろんすべての方が同じような体感を得られるとは限りませんが、ひとつの目安としてインプレッション等を参考にしていただければ幸いです。





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