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R1-Z (3XC) 専用設計 デジタル進角DC-CDI 適合車種:R1-Z 3XC1, 2, 3 純正品番:3XC-85540-00, 3XC-85540-03互換
-----[MEGA-denshi製 R1-Z専用設計デジタル進角DC-CDI【タイプA】の特徴]-----
タイプA(税込169,800円):純正互換品です。(現在タイプAのみ製造・販売中)
1、DC化による高回転の伸び DCDCコンバータによる専用の点火回路を搭載しました。それにより従来のAC-CDIと比較してフルノーマルの開発車両では、高回転の伸びが見られました(弊社従来品比)。 2、純正ベースの安心安全な点火マップ・YPVS開度マップ ![]() すでに発売している弊社R1-Z専用デジタル進角AC-CDIのマップを更に改良し、滑らかな吹け上がりを実現できるようモデファイしました。 3、YPVS制御系統の緻密化およびエンジン保護の為、純正同様の異常時のYPVS駆動アルゴリズムを搭載
⇒ MEGA-denshi 独自のアルゴリズムにより、YPVS制御を緻密化しました。これにより、更に滑らかなYPVS動作が可能になりました。また純正同様に信号線の断線時には強制的にモータを全開位置へ駆動して高回転/スロットルOFF時のオイル吐出量減少を防止します。
![]() 理由は車両の発売からすでに数十年経過している為、劣化した車両側のサイドスタンドスイッチの故障による突然のエンジン停止を避ける為です。したがって、本CDIをお使いいただいた際の発進時にはサイドスタンドの払い忘れにご注意下さい。 5、CPUやモータドライバを始め、電子部品は車載規格をクリアした部品を使用しています。 ⇒ CPUは車載で世界シェアトップレベルの日本の半導体メーカーRENESASの車載用CPUを使用しています。またYPVS制御の要となるモータドライバも車載用を搭載、その他、使用している電子部品は、厳しい条件であるAEC-Qxxx 準拠といった車載用を使用しています。 ![]() 6、エキサイタコイル(チャージコイル)の劣化・故障した車両に対応
R1-Zはエキサイタコイルが3個あり、発売から数十年経過しているため、劣化が進んでいる場合はスパークが弱くなります。
⇒ 本ユニットはCDI内部でエキサイタコイルの代わりにDC-DCコンバータを搭載しているため、エキサイタコイルは不要になります。エキサイタコイルの状態が正常でも、不良でも、それらに関係なく点火することができます。 ![]() 7、一度だけ使用可能なキルスイッチ ~MEGA-denshi Once Kill Switch System (M.O.K.S)~
![]() キルスイッチの接触不良が原因で発生するRUNの状態での点火カット(それによるエンスト等)や即時点火再開といった状況を避ける為、キルスイッチが一度作動すると、イグニションキーを一度OFFにしないとエンジンを再始動できない仕様にしました。このシステムにより、緊急時には確実にエンジンを停止させるだけでなく、エンストした原因の切り分け判断が可能になります。 転倒等の緊急事態でキルスイッチを意図的に物理的にRUNからOFFにした際に、再始動する場合は一度イグニションキーをOFFにしてから再度ONにして下さい。 1、RUNの位置のまま再始動できればキルスイッチ以外の原因でエンスト 2、RUNの位置のまま再始動できなければキルスイッチの接触不良(経年劣化等による不具合により勝手にOFFしてしまった) 8、電源ヒューズの追加による安全強化
⇒ CDIの電源供給部に別途5Aのヒューズを設置してあります。これにより万が一CDIが故障しても、ヒューズ部で損傷を食い止めることができます。※ 通用の使用でヒューズが溶断することはありませんので、万が一ヒューズが溶断した場合は、使用をやめて速やかに弊社にご連絡下さい。 ![]() 9、販売後もサポートします ⇒ ユーザー登録することにより、一定条件のもと、1年間万が一の故障でも新品に交換する保証をおつけします。
[取り付けについて] MEGA-denshi R1-Z専用設計デジタル進角CDIは純正互換なので、カプラーオンで純正CDIと同じようにそのまま車体に取り付けることができます。 ![]() 【DC-CDI本体の取り付け(タイプA)】 ![]() 手順1:最初に図の様に小物入れの左端にDC-CDI本体を設置します。配線は純正CDIの配線と同様に車体左側へ送ります。 ![]() 手順2:カプラは純正CDIと同様に、図の様にすべて車体ハーネス側と同じものを合計4か所接続します。110型の3極メスカプラは使用しないので、適宜格納して下さい。CDI製造の便宜上、車体ハーネス側の配線の色とCDI側の配線の色が違う組み合わせのものがありますが、カプラONで接続できるようになっておりますので、そのまま合うようにカプラを接続して下さい。 本CDIはDCコンバータ搭載によりエキサイタコイルは使用しませんが、エキサイタコイルは強いノイズの発生源となるので、エキサイタコイルの3極カプラ(赤/緑/茶)は必ず図の様にCDIと接続して下さい。 ![]() 手順3:次にギボシ配線を図の様に接続します。車体側の黒/白はCDI側の青と接続します。それ以外は同色同士の接続となります。
![]() ![]() 手順4:図の様に配線をまとめ、DC-CDIの取り付けは完了です。CDI本体の設置場所としては、例として図の様に小物入れにしていますが、すでにETC本体が設置されていたり、何らかの形で使用されている場合は、CDI本体は別の場所に設置して下さい。昇圧コンバータにより発生する熱をケース本体で放熱しているので、できるだけ風通しの良く、他の熱源から遠い位置が理想です。 ![]() 手順5:最後にYPVS全開調整位置の確認行います。純正と同じ全開位置で停止するようになっているので基本的に調整は不要ですが、個体差によりわずかにズレが生じた場合は、以下の手順で調整して下さい。 ⇒ まずイグニションONにすると、YPVSイニシャライズを行います。全開の位置で停止しますので、停止後にイグニションをOFFにします。次に図の様にプーリホルダの穴とプーリの切り欠きの位置が合うようにワイヤを調整します。調整後にもう一度イグニションをONにして、YPVSイニシャル後にズレが無いか確認してください。問題なければYCDIの取り付け、初期化が完了となります。 ※イグニションONでエンジンが停止している場合(イニシャライズ後やエンスト時)は、CPUが常にYPVSを全開にしようと位置を監視・調整しています。ですので、プーリのワイヤ調整の際は必ずイグニションOFFで行ってください。 [注意点] ・本製品は純正互換なので、純正CDIに比べてパワーアップするものではありません。 ・バッテリから直接+12Vを接続すると、イグニションOFFのバイクに乗っていない間にも微量ですが電流が流れている為、バッテリ上がりの原因となります。 ・エンジン回転のレブリミッターはあえてプログラムしておりませんので、回し過ぎにはご注意下さい。 ・開発時はマニュアル値での最高出力発生回転数までエンジンが吹け上がることを確認していますが、それ以上の回転域の動作は保証外となります。 ・誤作動防止の為、NGK抵抗入りプラグをご使用下さい。その他のプラグでは動作未確認となります。 ・純正イグニションコイルおよびハイテンションコード以外での動作は未確認の為、社外の強化コイルやホットワイヤー等は非適合となります。 ⇒ 誤作動した場合、内部ICが損傷し、CDIが故障するおそれがあります。 ・バイクのレギュレータが故障すると、過充電や過電圧等によりCDI内部のIC等が損傷し、CDIが故障するおそれがあります。 ⇒ 過充電等による破損は、保証の対象外となります。部品が古い場合は新しく交換しておくことを推奨します。 ・CDIを分解した場合、保証の対象外となります。 【警告】下図で示すCDI側面の内側にある六角ネジは絶対に緩めないで下さい。緩めた場合はCDIが破損します。 ![]() [開発について] ヤマハ2ストローク・スポーツタイプの車両としては最後ともいえるR1-Z。この車両を末永く楽しんでいただけるよう、DC-CDIの開発を行いました。MEGA-denshi 独自に専用設計したDCDCコンバータ搭載によりエキサイタコイルが不要になります。これによりエキサイタコイルの故障に関係なく点火できるようになる為、エンジンはかかるものの何となくパワー感が無くなっているような、エキサイタコイルが劣化して出力が低下している車両のリフレッシュにもなります。 ![]() DCDCコンバータ本体の機能としては、ヘッドライト点灯状態においてブレーキランプを握ってウインカーをつけたりする信号待ちのような最高負荷時にも対応できるよう、常時バッテリ電圧をモニタして点火コンデンサへのチャージ電圧を補正しているので、どのような状態でも最適な点火を実現しています。もちろんハードに関しては、ルネサス車載用CPUはもとより、モータドライバも車載用ICを搭載し、安心安全を確保しました。 2000年代からCPUはすべてシングルチップ化して非常にコンパクトになりました。搭載しているデジタル制御を担う高性能CPUは、日本が世界に誇る車載半導体メーカーRENESAS社のものです。日本車のインジェクションモデルの純正ECU内部にもRENESASのCPUが使われていることからも、信頼性のある日本の半導体企業を MEGA-denshi は支持します。 R1-Z の発売が1991年頃ですから、すでに数十年経過しています。当然CDIもエキサイタコイルも劣化しています。新品のデジタルDC-CDIを供給させていただくことにより、今後もずっと安心して維持し続けられるようお役に立てれば幸いです。 ※1 純正CDIではYPVSの信号線が断線すると、プーリーの位置検出が行えない為、強制的に約半回転を2回、YPVS全開方向へ回ります。この仕様についての詳細はメーカーから公表されていませんが、MEGA-denshi としては、YPVSが全閉付近で信号線のギボシが外れた際に、その後の高回転時のスロットルOFF時の焼き付き防止対策としてとらえ、弊社CDIも同様の仕様にしました。 -----------------------------------[お客様の声]-----------------------------------
ここではCDI装着後にいただいたお客様の声の中から、掲載に快諾していただいたものをご紹介します。修理の際に絶版部品で困っていた方、予備を兼ねた純正からの換装で性能がUPした方、色々なケースがあるかと思います。もちろんすべての方が同じような体感を得られるとは限りませんが、ひとつの目安としてインプレッション等を参考にしていただければ幸いです。
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