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SDR (2TV) 専用設計 デジタル進角REIGA-CDI+電源取り出しカプラセット 税込価格 69,800円 適合車種:SDR (2TV) -----[MEGA-denshi製 SDR専用設計デジタル進角CDIの特徴]-----------------------------------
1、純正ベースの鼓動感のあるアイドリングの実現⇒ 純正と同様にある程度のタイミングでラフになり、鼓動感のあるアイドリングを実現しました。定点点火も可能な中、純正ではあえてそうしなかった意図があったと考えるのが自然であるとの結論に至り、純正同様の鼓動感が楽しめる様にセッティングしました。 2、理想的な点火タイミングの実現 ⇒ SDRの純正CDIの点火タイミングは、アイドリングから5,000rpm付近までBTDC19°で固定です。そこから上の回転域は、10000rpmまでほぼ線形に急激に遅角し続けます。10000rpmでの過度な遅角は、パワーが無くなっているというよりも、見方によってはむしろリミッターの役目を果たしているのではないかと考えられます。これに対し、MEGA-denshi 製のCDIは低中回転域では進角し、高回転域では遅角し過ぎないように点火マップをセッティングしてあります。これにより中低速ではトルクアップ、高回転ではどこまでも続くような回転の伸びが期待できます。 3、始動性 ⇒ SDRは360°点火なので、キック1回に対しクランクの回転角から得られる点火回数が限定的ですが、開発時に様々な実験を繰り返し、一番良い点火時期およびアルゴリズムを採用しました。 4、車載用CPUをはじめ、すべての部品を表面実装することにより、デジタル制御ながらもコンパクトな造りになっています。
⇒ CPUは車載で世界シェアトップレベルの日本の半導体メーカーRENESASの車載用製品を使用しています。また電子部品もAEC-Q***といった車載用の製品を使用することにより、安心安全な製品をご提供いたします。 5、電子部品はすべて現行の新品で組立ています。
⇒ 新しい部品でリフレッシュできます。使用する電子部品は可能な限り車載用を選んでいます。
半導体部品は10年経過したら劣化します。純正CDIは発売から数十年経過しているので非常に疲れた状態です。 6、販売後もサポートします。 ⇒ ユーザー登録をしていただければ、一定条件のもと、1年間万が一の故障でも新品に交換する保証をおつけします。
[取り付けについて] SDRは純正CDIでは直接バッテリ電源を使用していません。しかしMEGA-denshi製のデジタルCDIは、CPUや周辺に実装しているICを駆動するのに+12Vのバッテリ電源を使用します(正確にはCDI内部のレギュレータにより更にCPUやICの要求する電圧に落としています)。その為、イグニションONの時(アクセサリ電源)にCDIに+12Vを得られるように配線を引き出す必要があります。 このCDIセットには、カプラーオンでCDIに電源が供給できるように必要部品が同梱されているので、手順通りに取り付ければ簡単に電源をCDIに供給することができます。 ※ファイナルエディションでは配線に被覆を行って出荷しております。 取り付け例を示します。ここではCDIセットに付属するカプラーONキットを使用します。要はCDIにイグニションONで+12Vの電源が供給できれば良いだけなので、ご自身で電源が用意できる方、あるいはすでにアクセサリ電源のある方はご自由にお取り付けください。CDIから出ている(黄)の配線に+12Vを供給して下さい。 手順1:最初に燃料タンク、純正CDIを取り外し、図の様にMEGA-denshi CDI を付属のネジで車体に取り付けます。 手順2:次に全部で3個ある2Pカプラをつないでいきます。図の様に緑、白、黒のカプラをそのまま同色で接続します。 手順3:最後に残った4本のギボシの配線を図の様に接続します。青と(黒/白)は色の違う配線同士の接続となります。
手順4:電源を取り出します。まずYPVSコントローラと車体を接続している250型の縦2極コネクタを見つけます。 手順5:図の様に2極カプラに電源取り出しカプラを割り込ませ、ヒューズボックスを取り付けてCDI側の電源線(黄)に接続します。 手順6:最後に図の様に配線を整えて取り付け完了です。行った作業を確認し、問題なければ配線の束を図の様に結束バンドでまとめておくと良いでしょう。以上で取り付け完了です。 ※ CDIの固定については、これでなければダメというものではないので、ユーザー様でご自由に設置して下さい。 [注意点] ・バッテリから直接+12Vを接続すると、イグニションOFFのバイクに乗っていない間にも微量ですが電流が流れている為、バッテリ上がりの原因となります。 ・エンジン回転のレブリミッターはあえてプログラムしておりませんので、回し過ぎにはご注意下さい。 ・誤作動防止の為、抵抗入りプラグをご使用下さい。 ・純正イグニションコイルおよびハイテンションコード以外での動作は未確認の為、社外の強化コイルやホットワイヤー等は非適合となります。 誤作動した場合、内部ICが損傷し、CDIが故障するおそれがあります。 ・CDIを分解した場合は保証の対象外となります。 -----------------------------------[お客様の声]-----------------------------------
ここではCDI装着後にいただいたお客様の声の中から、掲載に快諾していただいたものをご紹介します。修理の際に絶版部品で困っていた方、予備を兼ねた純正からの換装で性能がUPした方、色々なケースがあるかと思います。もちろんすべての方が同じような体感を得られるとは限りませんが、ひとつの目安としてインプレッション等を参考にしていただければ幸いです。
-----[旧バージョンの情報 Vre.1.0(廃番)]-----------------------------------
-----[MEGA-denshi製 SDR専用CDI-REIGAⅡ(M.T.P.S.搭載) の特徴]-----------------------------------
1、アイドリング時における安定した点火タイミング
⇒ SDRは純正CDIでも、アイドリング時(マニュアル規定値の1300rpm)においてかなり点火タイミングがブレています。つまり、正確にBTDC19°で点火できていません。これでは毎回点火タイミングがふらつき、安定したアイドリングとは言えません。それに対し、MEGA-denshi CDIでは、独自のソフトウェア・アルゴリズムにより冷間時でもBTDC19°プラスマイナス1°程度、暖機後はほぼBTDC19°付近で点火タイミングが安定します。これによりアイドリングが安定するだけでなく、エンジンがスムーズに回ろうとする為、開発車両では純正CDIから交換するだけで、約150rpm程度エンジン回転が上がることが確認できます。 2、新技術のM.T.P.S.による理想的な点火タイミングの実現 ⇒ SDRの純正CDIの点火タイミングは、アイドリングから5,000rpm付近までBTDC19°で固定です。そこから上の回転域は、10000rpmまでほぼ線形に急激に遅角し続けます。10000rpmでの過度な遅角は、パワーが無くなっているというよりも、見方によってはむしろリミッターの役目を果たしているのではないかと考えられます。これに対し、MEGA-denshi 製のCDIは低中回転域では進角し、高回転域では遅角し過ぎないように点火マップをセッティングしてあります。これにより中低速ではトルクアップ、高回転ではどこまでも続くような回転の伸びが期待できます。 SDRのエンジン特性では、進角した領域では加速状態では良いパフォーマンスができるものの、パーシャル時にはギクシャクします。つまりエンジン回転のみで制御された2次元点火マップでは、進角とパーシャル時のギクシャクがトレードオフの関係になります。公道ではパーシャルで巡航する事も多々あり、ギクシャクしていては気持ちが悪く、楽しくライディングすることはできません。SDRでは2次元点火マップを使っている限り、この問題を解決することはできないのです。 そこで、MEGA-denshi ではスロットルポジションを認識するM.T.P.S.(MEGA-denshi Throttle Posision Sensing) を開発しました。これにより、ライダーが現在どのくらいスロットルを開けているのか、どのくらい急にスロットルを開けたのか、などを判断し、加速要求とパーシャル状態を適切に判定し、進角・遅角を含めた点火タイミングを制御することにより、スムーズな走行が可能になりました。このシステムの特徴は、スロットルポジションセンサを必要としない点です。つまりM.T.P.S.内臓のMEGA-denshi CDIを純正CDIと交換するだけで、スロットルの操作状況およびライダーの走行要求をCDIが認識します。新技術「M.T.P.S.」搭載CDIをREIGAⅡとしました。 3、M.T.P.S.による3次元点火マップ 図はM.T.P.S.を使用した3次元点火マップの様子です。分かりやすいようにかなり簡略化していますが、この様にイメージしていただければ良いと思います。奥行の成分として分かり易くスロットル開度と記載しましたが、実際はスロットル開度だけでなく、スロットルをどのくらい急に開けたか、エンジンにどのくらい負荷がかかっているか、加速要求がどのくらい続いているのか等、様々な条件から点火タイミングを判断して、ライダーの要求通りに点火するシステムとなっています。これにより加速時には演算に応じて進角し、パーシャル時にはほぼ純正CDIと同様の点火タイミングにすることで、違和感なく、ギクシャクしない走りを可能としました。 [開発について] 今回のCDIでは全域で定点点火ができないため、高性能ルネサスCPUおよび独自のアルゴリズム設計により安定的な点火タイミングを実現しました。それにより、マニュアル規定値の1300rpmという回転の不安定な領域でもほとんどブレないアイドリングを実現しました。アイドリング時に点火タイミングが大きくブレるようでは、性能だけでなく、点火ユニットとしても論外です。 また、進角領域における加速状況とパーシャルでの点火タイミングを多段に切り替えられるよう、M.T.P.S.を開発しました。例えばスロットルポジションセンサをどこかにつければ3次元点火マップを容易に使えるようになりますが、後付けでセンサーその他を付けなければならない状況は、コストアップや取り付けの煩雑さ等の弊害があり、ユーザー様にとって好ましいとは言えません。やはりカプラーオンだけの状態で望み通りの点火ができるCDIが理想であると考え、その様に開発を進めました。 お腹を空かせて泣いている子どもがいたら、ラーメンを作って食べさせてあげたい。スープを作って飲ませてあげたい。そう思います。その子は出来上がっている、すぐに食べられる温かい料理を必要としています。決してラーメンの作り方やスープの作り方ではありません。 ラーメンのレシピと材料のメモを渡し、「作り方は全部ここに書いてあるから、お腹が空いてるなら自分でやれば?」という態度では、子どもは衰弱してしまいます。 CDIも同じです。一介の車載組み込み技術者として、絶版で困っている人がいたら、何とかお役に立てるよう、カプラーオンで即座にそのまま使用できる完成したCDIを製造して供給したいと思います。 |
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