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*メガスピード第9回ツーリング 「2016年12月11日(日)」を開催しました!*



 メガスピード第9回ツーリングを2016年12月11日(日)に開催しました。整備工場のシャッターを開けて駐車場を掃除して間もなく、GSR400のお客様が見えました。集まる車種は結構珍しいものが多い気がしますが、GSRもまた珍しい感じがします。それからテンプターのお客様とNC700のお客様がほぼ同時にいらっしゃいました。それぞれ簡単に自己紹介があり、出発の準備になりました。

 時間は9時16分。もう誰も来ないよなぁと見切り発進でハヤブサのエンジンをかけました。そして皆準備が出来たので、さぁ行くか! というまさにその時、後方確認の為に後ろを振り返るとサベージ650のお客様が!! 危なかった・・・あと数秒早く出ていれば、置いて行ってしまうところでした。きちんと公表した時間まで集合を待つこと。これが今回最大の反省点になりました。
 サベージ650のお客様は出張明けで参加できるか分からないとおっしゃっていたので、非常に嬉しくなりました。何とこれで参加者は過去最大になり、私を含めて5人でツーリングです!!!


    ● 当社メガスピードを出発 (AM9:20)
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    ● 圏央道:白岡菖蒲インターから関越道:本庄インターで一般道へ




 本庄インターを降りてすぐのコンビニで休憩しました。

    ● 国道462号から県道44号へ
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    ● 県道44号から県道13号を経由し、「道のオアシス神泉」でお昼休憩 (AM10:50)

 走行中に写真を撮ることができないのでテキストのみになりますが、今回のルートで県道13号は目玉のひとつでした。センターラインのある比較的路面のまともな峠道です。ゆっくり走ってもそれなりに楽しめます。


 

 そして到着したのは「道のオアシス神泉」です。お昼はここを予定していましたが、予定より早く着き過ぎて、時間は10時50分でした。ちょっとお昼には早過ぎるかな、と思いましたが、下久保ダムから先は何もないので、ここで食べておくことにしました。食事が揃うまで少し時間があったので、ちょうど良い感じでした。




 片側は全部ガラス窓になっていて、この様に神流川を中心とした外の景色を楽しみながら食事できる様になっています。かなり開放感があり、落ち着いた雰囲気です。



 私はここの名物、下久保ダム由来の「下久保ダムカレー」を注文しました。ダムカレーなんて面白いなと思っていたら、座席背面の壁に貼ってあるマップには、日本全国のダムカレーが載っているではありませんか!つまり、下久保ダムカレーが唯一なのではなく、各地のダムにカレーがあるということです。これには驚きました。な・・・なぜカレーなのだろう・・・
 5人でテーブルを囲み、ワイワイ楽しく食事ができました。まったり過ごすのも良いですが、たまにはワイワイやるのも良いものですね。そうそう、肝心のダムカレーですが、よく見るとカレーが貯水池、ご飯が堤防のようなデザインです。5人中3人がダムカレーだったので、どこから食べるか話題になりました。
「あれ? 決壊させて食べるんじゃないんですか?」
「いやいや、混ざっちゃうから。」
「確かに。唐揚げはまだ良いとしても、サラダが混ざっちゃ嫌だなぁ。」
色々な声が聞こえてきます。楽しいひと時でした。


 

 そして会計の時にレジにあったのがダムカードです。以前から『ダムカード』なるものが各地にあるとNC700のお客様にお聞きしていたのですが、初めて遭遇しました。表側はダムの写真、裏側は詳細なスペックが記載されていました。レストランで500円以上食事したのでもらえました。NC700のお客様は下久保ダムのカードは持っているということでしたが、どうやらこれはまた違う種類らしく、喜んでゲットしていました。
 更にレアなことに、レジでサベージ650のお客様は2,000円札で支払われていました。どうやら沖縄で入手したらしいです。首里城よろしく沖縄の方はこの札を大切にしているのかもしれません。レジの中には2,000円をしまう場所がなく(普通はないですよね)おばちゃんが「すご~い、でもどこに入れたら良いの~」とあちこち開けて笑いながら対応していました。何だか微笑ましいひとコマでした。


    ● 国道462号を経由し、下久保ダムへ
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    ● 下久保ダムを通過し、更に峠を上り、城峯公園へ




 下久保ダムを通過し、更に峠を上ると、そこには城峯公園があります。



 この辺りは冬桜が咲いていて、この公園にくる途中でも所々で桜が開花しているのが分かりました。冬に咲くなんてオシャレですね。














 公園には「桜まつり」のノボリが立っていました。しかし来園者は私たちと数人だけで、お祭りはやっていない感じでした。




 「桜まつり」と同じく「ようこそ神川町へ」のノボリも立っていました。地域のゆるキャラらしきものが一緒にいます。




 冬桜は公園のあちこちで咲いていました。満開ではなく、3割程度咲いていた感じです。




 桜の花は淡いピンクと白の二種類の様です。ここでNC700のお客様が冬桜を撮りながら、
「ツーリングに行った証拠に写真撮っておかなきゃなぁ。」
と言って笑っていました。“証拠”と聞いて、私も笑ってしまいました。ひとりで遊びに行っちゃうわけだから、家庭があるとそういう配慮も必要ですよね。今まであまりその点から考えてたことがなかったのですが、それもそうだなぁと思いました。




 更に階段を上ると展望台になっていました。さすがにこの高さになると、かなり寒いです。それに風が冷たい・・・ そんな中、文句ひとつ言わずに参加していただいた皆様に感謝です。「寒い~、寒いよ~。」とガタガタ言っていたのは私だけでした。すみません。でも本当に寒かったよ~




 展望台からは下久保ダムが一望できます。今写真を見ていて気付いたのですが、よく見ると堤防がL字になっています。下久保ダムカレーのご飯がL字になっていたのはこういうことだったのかぁ。




 ここで記念撮影しました。今回は5台なので賑やかです。ハヤブサは端にしたつもりでしたが、三脚を準備している間に、撮影の為に各自バイクを並べていただくと、何と私が真ん中になっていました。しかも単気筒とそれ以外と、分けていただきました。構図も放射状に良い感じです。引き立てていただいてありがとうございます。


    ● 国道462号から県道71号「土坂峠」へ
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    ● 合角ダムを通過し、道の駅「龍勢会館」で休憩


 城峯公園をあとにし、国道462号を経由して県道71号の「土坂峠」を経由して龍勢会館でひと休みしました。事前にツーリング前の一週間の天気と気温のデータをとっておいたので、凍結や雨水の影響はないと判断した為です。12月に峠を通りましたが、秩父はイケる状態でした。





 しかし・・・ 自分のハヤブサのメーターには不穏な空気が・・・  実はこんなことになっていました。城峯公園を出るとすぐにFIランプが点灯してしまったのです。とりあえずエンジンはかかるし加速も違和感がないのでそのままツーリングを続行しました。もちろん余計な心配をおかけするので皆様には内緒です。

 結果的に無事ツーリングは終了し、後日修理しました。FIランプ点灯の原因はイグニションコイル二次側端子の錆による1番シリンダの点火不良でした.








 城峯公園では寒さMAXでしたが、土坂峠を越えて下ってくると、何だか少し暖かくなってきました。ここで一気に暖をとろうとホットゆずを取り入れました。そして休んでいると、
「今度友人と自転車で天空の楽校に行ってみようかと思います。」
 とNC700のお客様。天空の楽校か・・・ 近いけれど、夕日の沈む早さや寒さを考えて今日はこのまま帰る予定でした。でももし寄れたら寄ってみようと思っていたので、以前問い合わせて最終営業日を確認していたのです。13日が最終なので、今日はやっているはずです。
「たぶん今日はやってると思いますよ。明後日まで営業するみたいです。そのあとは春までお休みですよ。」
「え~本当ですか? 来月予定を組むところでしたよ。危なかった~。」
 すると、
「じゃぁちょっと行ってみますか。」
 とサベージ650のお客様。
「冬だから、帰り暗くなるのは仕方ないから。行ってみましょう。」
 とテンプターのお客様。私は予想外の展開だったので、少し迷いました。実は暗くなる前に戻ることをテーマとしていたからです。でも冬至も近いし、日没が一年で最も早い時期なら暗くなっても仕方ないかなと思いました。
「じゃぁ前回のリベンジで、行ってみますか。」
 何のリベンジかというと、9月に天空の楽校に行ったときは、龍勢会館方面からの道が途中で工事通行止めで引き返したことがあったのです。しかもあの時は無茶して立ちごけしそうになったので、その名誉回復も見込めるぞ・・・  工事は終わっているだろうと見込んで、もう一度龍勢会館側から行ってみることにしました。


    ● 県道284号龍勢会館側から天空の楽校へ
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    ● 天空の楽校でおやつ休憩




 県道284号の工事通行止めだったところは砂利道でしたが何とか通ることができ、短い時間で天空の楽校にたどり着くことができました。今日は日曜だし、明後日までの営業ということだからやっているだろうと楽校の食堂のドアを開けようとすると、私たちの声が聞こえたのか、キュートな看板娘の稲垣さんが笑顔で出迎えてくれました。

 GSR400のお客様はスイーツを召し上がっていました。そうです、ちまきだけではなく、天空の楽校にはスイーツもあるのです。私はまだ少しダムカレーが残っている感じで苦しかったので、
「お腹大丈夫ですか?」
 とお聞きしました。すると、
「甘いものは別腹だよ~。」
 とGSR400のお客様は余裕の構えでした。他の皆様はちまきを召し上がっていました。

 その一方で、サベージ650のお客様は『クルクルアタック』なるゲームを楽しんでいました。10円入れるとパチンコ玉が1個出てきて、それをレバーで打って穴に入れるというものです。




 こんな感じで、青がステージ1、緑がステージ2、赤がステージ3です。ステージ3までは比較的行きやすいのですが、クリアは難しいようです。何度も挑戦していましたが、誰もクリアできませんでした。




 簡単そうで最後の調整が中々難しいようです。大人ですから金にモノを言わせてクリアまでやれそうですが、そうはうまくは行きません。1プレイ10円なので、皆小銭がなくなり終了となりました。この様なルールの簡単なちょっとしたゲームがあるだけで楽しい雰囲気になるものです。




 外はかなり寒かったのでほとんど食堂の中で過ごしましたが、帰りにフェンス越しに見た山々はすがすがしい感じがしました。12月も半ばですが、思ったより緑が残っているようでした。天空の楽校は3月までお休み、そしてリフレッシュして再開するということです。また来年、皆でゲームに挑戦かな?


    ● 県道284号の満願の湯方面へ下り、県道348号沿い道の駅「みなの」へ
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    ● 道の駅「みなの」で休憩          




 ここからはサベージ650のお客様に先導していただくことにしました。
「私のホームコースですから。」
 とサベージ650のお客様。非常に頼もしいです。白石峠はハヤブサにはどうも狭く、先導するバイクを追いながら走ることができると驚くほど楽です。サベージ650のお客様に教えていただいた秩父側から定峰峠を上り、白石峠を下ってときがわ町側に出るルートはメガスピードツーリングでは定番になりました。いつもながらサベージ650のお客様は綺麗にスイスイ峠をこなしていました。あのホイールベースとキャスターで良く曲がっていくなぁと感心しながら後を追いました。峠を綺麗に走るってどういうことだろう。私はこう答えます。

 『安全な速度で路面や交通状況に注意し、なおかつギクシャクしないでスムーズに通過すること』

 特に白石峠などは四輪の対向車とすれ違うのが苦しいほど狭いですし、かつてに比べて路面も荒れています。しかもヘアピンも多く勾配も急で、かなり悪条件です。大型バイクで行くようなところではない感じです。その中で、安全にスムーズに通過するには、道や危険個所を覚えること等が必須です。間違えてもこんなところ攻めてはなりません。というか危な過ぎて攻められません。攻められたとしても、公道はリスクが多過ぎますし、万が一のことがあれば、その代償は計り知れません。攻めるのであればサーキットに行って誓約書にサインしてからそこでやるべきです。

 峠はサーキットと違い、対向車、倒木、枝、砂利、枯れ葉、天候、路肩陥没、凍結、その他日々変化する要素が大きく、毎回気を遣ってその時の条件に合わせて走らなければなりません。ハイキングもいれば、山菜取りのおばあちゃん、最近はロードレースの自転車も多くなっています。それを考えると、峠は生き物の様です。でも逆に言えばそこが峠の面白さでもあります。そうであれば、やはり限界の60%程度で走行し、残りの40%は安全に気を遣うべきであると考えます。50/50でも良いくらいだと思います。私自身峠道は好きですし、わざわざデカイ車体のハヤブサで走り抜けた後は爽快感があります。でもそれは明日も仕事をする前提の走りであり、家に帰って家族と団らんすることを前提とした走りであり、つまり無事に帰ることが第一条件の走りです。メガスピードのツーリングはそんなツーリングです。安全第一、無事カエルです。


    ● 県道82号から県道11号「定峰峠」へ
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    ● 県道11号「定峰峠」から県道172号「白石峠」を経由し、ときがわ町のコンビニで休憩




 白石峠を下って、そのまま県道172号沿いのコンビニで休憩しました。今日はみな様トイレが近くなるということであまりジュースを飲まれていない印象でした。飲むと出るのであまり飲みたくなかったのですが、また寒くなってきたので普段飲まない缶コーヒーを飲んでひと休みしました。


    ● 県道172号から東松山を経由し、県道12号へ
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    ● 県道12号桶川北本インター先のコンビニで解散 (PM17:10)




 白石峠からはずっと一般道を通り、県道12号沿いのコンビニで解散となりました。もう真っ暗でかなり寒い状態でした。今回の走行距離はメガスピード発着で約245kmくらいでした。この寒い中、最後に盛り上げていただいた皆様に本当に感謝の気持ちでいっぱいです。テンプターのお客様には今日は楽しかったと2回も言っていただけました。ひとに喜ばれるのは一番のエネルギーです。また来年も楽しくツーリングできるよう企画していきたいと思います。

 今年は全9回実施できました。最初はテンプターのお客様と私の2人だけでしたが、その後徐々に仲間が増えてきました。特に毎回のように参加していただいたテンプターのお客様とサベージ650のお客様には改めてお礼を申し上げます。また1回でも参加していただいたお客様方にも感謝致します。一緒に出掛けられる仲間が増えて、皆様のバイクライフがより豊かなものになっていくことを願い、今年の締めく括りとさせていただきたいと思います。ご参加いただき、本当にありがとうございました。


  ☆ポイント
     良かった点:12月でもツーリングを実施でき、尚且つ峠を楽しめたこと。真冬に桜を見れたこと。
     反省点  :集合時間は最後の1分までしっかり待ってから出発すること。



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 ツーリングを企画したのは確か今年の3月頃だと思います。「社長のところはツーリングやらないんですか?」というあるお客様の一言がきっかけでした。どちらかというと、私は自由にひとりで勝手に行きたいところに行って、さっさと用をこなして帰ってくるタイプだったので、今までわざわざ他人と一緒にバイクで出かけることはほとんどありませんでした。それにお客様は皆忙しい方ばかりなので、ツーリングを企画しても誰も来ないだろうと思っていました。私自身トイレも近いし疲れやすいので休憩も多く取る必要があり、みなそのペースに付いてきてくれるか心配もありました。ですが、メガスピードとして何か企画したいと考えていたこともあり、思い切ってツーリングをやることにしました。例え誰も来なかったとしても、1人で行ってこようと思いました。

 ツーリングを企画した目的は大きく2つありました。
 ひとつは
納車したバイクを走らせていただくことです。メガスピードでエンジンオーバーホールなり、修理なり、車検なり、レストアなりした車両でも、納めた後はタンスの肥やしになってしまっている場合があり、それではもったいないので是非乗っていただく機会を作りたいと思って始めました。
 もう一つは、
一緒に走る仲間を増やしたいと思ったからです。私とお客様のつながりはもちろんのこと、お客様同士でも一緒に走れば仲良くなると思います。またあの人と一緒に走れるかなぁ?とか、元気にしてるかなぁ?とか、そんな感じで月に1回でも顔を合わせる機会があれば、バイクライフもまた豊かなものになっていくのではないかと思います。ひとりじゃない、と。何度も繰り返しになりますが、メガスピードのお客様は皆社会的常識の有る立派な紳士です。ですので安心してご参加いただけます。

 実際にツーリングをやってみると、目からウロコというか、みんなと一緒に走ると面白い、というのが第一印象でした。自分以外の走りを間近で見続けることができるというのは非常に勉強になることが分かりました。そしてそれが面白いのです。メガスピードのツーリングでは高速はフリー走行にすることが多いので、お客様に追い越したり追い越されたりします。したがって良く観察できるわけです。これはかなり新鮮でした。そしてそれ以上に
仲間と一緒に走っているという感覚が、斬新でした。何だかこの感じは小学生の時、友達と時間を忘れて夕暮れまで遊んだ感じと似ていると思いました。義理でもなく、義務でもなく、授業でもなく、部活でもなく、仕事でもなく、本当にただ一緒に出掛けたい、という思いだけの集合体なので、純粋に仲間として一体感が味わえました。もちろん私は主催者なので、その日のスケジュールや安全等を優先して運営しなければなりませんが、機械的に進めるのではなく、仲間と一緒に走る連帯感がとても大切だと学びました。

 当初懸念していた走り方のペースの違いなど全く気になりませんでした。むしろ自然に相手に気を遣う運転ができるようになってきたと思います。高速道路はフリー走行でも、一般道は並んで走ることが多いので、私が先頭の時は加速し過ぎてないかとか、具合の悪い人はいないかとか、色々周りが見えるようになってきました。これは大きな収穫でした。ひとりで自由に走りたければ時間のある時に好きにやってくれば良い、そう思えるようになりました。それとみんなと一緒に走る楽しみとは全く次元の違う、比較対象にならない事象であることが分かったのです。

 そしてひとつ自分に大きな変化がありました。それはバイクで出かけるのが楽しく思えるようになったことです。そう思えるようになったのも、一緒に走る仲間がいるからこそです。仕事柄、整備の完了した車両は必ず試運転します。それも高速を含め100km以上走ることが多く、仕事だけでバイクはお腹いっぱいになってしまう状態でした。逆に暑い時も寒い時も、仕事だから乗らなければならないという強制感の方が強く、とても楽しめる余裕はありませんでした。
 しかしツーリングをやるようになって、次はどこへ行こうかと下調べをしたり、実際にみなで走ると、それが楽しいと思えるようになりました。ですから私のハヤブサは今年に入って激的に走行距離が増えました。

 色々長くなってしまいましたが、一度も不測の事態に陥ることなく、無事今年のツーリングを終了することができて本当に良かったと参加者の皆様にお礼を申し上げて、レポートの締めとさせていただきたいと思います。来年もまたご期待下さい。



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 冬にツーリングを企画して人が集まるのか。11月を過ぎるとその疑問ばかりが頭の中にありました。そして今年最終日の今日、こんなやりとりがありました。龍勢会館でひと休みしている時のことです。

「さすがに1月は寒いからツーリングは難しいですよね。でも次回を春にすると、、3月にやったとしても3か月空いてしまいますね。私としては何とかイベントを続けていきたいと思っているのですが・・・」
率直にそう言うと、
「3月でも寒いですよ。1月でも3月でも寒いから、寒いのが苦手な人は来ないですよ。だから来月もやりましょう。」
とテンプターのお客様。確かに3月でも寒いかな。寒くて来ない人は3月でも来ないか・・・4月でも場合によっては寒い日もあるし・・・だったらやってみようかな。
「行き場所も考えてやれば1月でも平気でしょ。」
と続けてテンプターのお客様。そうだな・・・ 
「じゃぁ寒いけど1月もやりましょうか。」
そんな感じで後押しされて、1月もやることにしました。直前の都合によりキャンセルが出て私一人になったとしても、メガスピードという会社として何かやり続けるのは意義のあることではないか。そう思いました。


 また来年も私は旧型のハヤブサでツーリングを主催し続ける予定です。セルモータが壊れて帰れなくなったり(家まで押して帰りました・・・)ワンウェイクラッチが壊れて始動できなくなったり(ツーリングの翌日で良かったよぉ・・・)、色々修理しながら乗っていますが、まだ車両は元気です。私の方が首や腰が痛くて悲鳴をあげている状態でした。2000年式のY型GSX1300R(GW71A)なので、今年で発売から16年です。時々故障しますが、事あるごとにすぐ直しているので16年経っても元気です。メンテナンスしていけば、おそらくあと16年経過しても、同じような状態を保っていると思います。じゃぁお前は16年後、ハヤブサに乗り続けていられるのか。その問いにYES!! と言えるよう、体調管理と少しはトレーニングをしていきたいと思います。
 バイクを擬人化するのは好きではないけれど、言わせて下さい。今年は本当に良く頑張ってくれたね。また来年も頼みましたよ。





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