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RGV250T (VJ23A) RGV-Γ250SP(ガンマ) [2]





10年程度乗らずに保管されていた車両の再生をメガスピードにて承りました。まずは根幹である原動機、エンジンのシリンダ圧縮圧力を測定するところから開始しました。フロントバンク1,125kPa、リヤバンク1,050kPaと良好であることが確認できた為、先に進める判断をしました。



点火系統が正常であるか、左右とも末端のスパークプラグで点検している様子です。5mm以上の隙間でも放電していることを確認しました。



エンジンの圧縮および点火の状態を確認した為、残る燃料系統の整備に入ります。その前に車両全体がホコリまみれになっていた為、外に出してダスターで清掃している様子です。



燃料系統を確認したところ、キャブレターが腐敗したガソリンで汚染されていました。またインシュレータが極度にひび割れしていた為、新品に交換する為に取り外した様子です。エンジンも全体的に油とホコリの混合物で汚染されていましたが、部品を外す前に清掃しました。



インシュレータを外すと同時にリードバルブも取り外し、状態を確認するとともに、見える範囲でエンジン内部の様子を点検しておきます。



1番シリンダのクランクおよびコンロッド周囲の様子を確認しています。目立つ錆もなく、状態は比較的良好です。



2番シリンダのクランクおよびコンロッド周囲の様子を確認しています。1番と同様に比較的良好な状態であることが分かりました。



ウォータポンプのインジケーターホールから冷却水とオイルが漏れていた為、整備する為にクラッチおよびカバー周辺を取り外した様子です。



この車両の直前に別のVJ23型ガンマのミッションカウンタシャフトに0.09mmの振れがあることによるオイル漏れの修理を実施したばかりなので、念の為、カウンタシャフトの曲りを測定しておきました。

結果は0.01mmの振れもなく、ほぼ真っ直ぐな良好な状態であることが確認できました。





プライマリギヤを取り外してオイルシールやカラー等を取り外した様子です。

全体的に洗浄し、特にクラッチカバー側の大きなオイルシールと接触する部分を滑らかに研磨してあります。

また本来部品設定がないセンターのシールも同時に新品に交換します。



カウンタシャフトのカラーとシールの接触面を修正研磨し、新品のオイルシールを取り付けた様子です。通常このオイルシールの部品設定はありませんが、プライマリギヤを取り外してアクセスできる状態である為、今回新品に交換しておきました。



整備の完了したプライマリギヤにオイルシールおよびカラーを圧入した様子です。ギヤとカラーの密封性能はこれで回復しました。



カウンタシャフトとプライマリギヤのブッシュとの接続部のカラーも同時に新品に交換します。



カウンタシャフトとカラーの密封を保つOリングも同時に交換しておきました。



カウンタシャフトに整備の完了したプライマリギヤを取り付けた様子です。




クラッチカバーを点検洗浄した様子です。10年分の汚れがあちこちに固着していましたが、可能な限り除去しました。

画像上は表側、画像裏はエンジン側の様子です。

エンジン側は比較的綺麗な状態でしたが、表側は泥とオイルとガソリンの混合物が頑固な汚れとなっていました。

また、ウォータポンプのインジケーターホールから漏れ出した冷却水とミッションオイルが泥と一緒に固まって変色していました。

それらはすべて除去し、ねずみ色の本来の姿に復元しています。




上の図はインジケーターホール周囲の様子です。汚れをすべて除去し、穴を貫通させ性能を取り戻しました。

下の図はメカニカルシールのおさまるハウジングを洗浄した様子です。内側の穴が外側のインジケーターホール出口につながっていて、オイルシールの機能が損なわれた場合はミッションオイルが、メカニカルシール等の機能が損なわれた場合には冷却水が穴から外部に出てきます。

今回はオイルと冷却水の両方が出てきていた為、オイルシールもメカニカルシールおよびシャフトの機能すべて低下していたと考えられます。



点検洗浄したオイルシールハウジングに新品のオイルシールを圧入した様子です。



新品のメカニカルシールをハウジングに取り付けている様子です。



メカニカルシールを取り付け、シャフトとベアリングのASSYを取り付けている様子です。
オイルシールにシャフトを挿入する際に、リップがめくれてしまうケースが多々ある為、正確に挿入後、めくれていないか点検している様子です。



ベアリングを油圧プレスで正確にクラッチカバーに圧入している様子です。



クラッチカバーに圧入されたベアリングおよびシャフトとメカニカルシールの様子です。



新品のインペラにメカニカルシールのヘッド側を取り付けた様子です。



新品のガスケットやロックワッシャ、ボルトを使用してインペラを確実にシャフトに取り付けた様子です。



ワッシャおよびサークリップを新品に交換し、ギヤなどの各部を点検してから組み立てたウォータポンプシャフトの様子です。



点検洗浄したオイルポンプ軸およびギヤ廻りの様子です。



クラッチカバーセンターに新品のシールを取り付けた様子です。



カウンタシャフトのプライマリギヤに特殊工具を取り付け、新品のガスケットを使用してクラッチカバーを取り付ける段取りが完了した様子です。



整備の完了したクラッチカバーをエンジンに取り付けた様子です。この段階でオイルポンプの軸とウォータポンプのインペラが確実に回転するか、点検しておきます。



ラジエータアウトレットからのホースおよびウォータポンプ後のエンジンインレット側のホースを新品に交換した様子です。



点検洗浄したクラッチアウターハウジングを新品のボルトでエンジンに組み付けた様子です。



点検洗浄したクラッチスリーブを新品のワッシャおよびナットで取り付け、ドライブプレート、ドリブンプレートをスリーブに組み付けた様子です。



点検洗浄したクラッチスプリングやプレッシャプレートを取り付けた様子です。



不具合のあったオイルレベルスイッチを新品に交換すると同時にオイルタンク内部も点検洗浄した様子です。




リードバルブを取り外して状態を確認している様子です。12本中1本だけリードを固定するスクリュが緩んでいた為、増し締めしました。



ひび割れて穴があいていたインシュレータを新品に交換します。図は新品のインシュレータ裏側の様子です。



点検整備したリードバルブおよび新品のインシュレータをエンジンに取り付けた様子です。





新品のホースおよびクリップをインシュレーに取り付けた様子です。



腐敗したガソリンで汚染、詰まっていたキャブレターを洗浄した様子です。



キャブレターボデー側も可能な限り洗浄しました。



点検洗浄、古くなったパイプ類を研磨したキャブレターフロートチャンバ内部の様子です。通路はすべて貫通したことを確認しました。



新品のメインエアジェットを取り付けた様子です。



ニードルジェットホルダを新品に交換します。



新品のメインジェットを取り付けた様子です。



完全に腐敗して詰まっていたスロージェットを新品に交換します。



スタータパイプ類は研磨して真鍮の美しさを取り戻しています。



新品のエアスクリュを取り付けた様子です。



新品のフィルタを新品のフロートバルブシートに取り付けた様子です。Oリング、ニードルバルブも同時に新品に交換します。



新品のフロートバルブシートをハウジングに取り付けた様子です。



整備の完了したフロートチャンバ内部の様子です。



フロートチャンバのオーバフローパイプを研磨し、新品のパッキンを取り付けた様子です。



スロットルバルブ内部を整備している様子です。



スロットルバルブをキャブレターに取り付けた様子です



スロットルポジションセンサの位置合わせを行っている様子です。



劣化して折れ込んでいたホルダをはじめ、スタータにプランジャ周りをすべて新品に交換します。
図は左から、新品のプランジャ、新品のスプリング、新品のホルダおよびダストブーツの様子です。



新品のスタータプランジャ周りをケーブルに取り付けた様子です。



固着して引きずっていたリヤブレーキキャリパをオーバーホール(分解洗浄・精密検査・修復・再組立)している様子です。
腐食した堆積物を完全に除去できたかどうか、ミラーで裏側を確認している様子です。



各部洗浄・下地の整えられたリヤキャリパに新品のピストンシールおよびダストシールを取り付けた様子です。



点検清掃・修正研磨したピストン等をキャリパに組み付けた様子です。



点検清掃したブレーキパッド、バックプレートやブラケット等を取り付けオーバーホールの完了したリヤキャリパの様子です。



劣化していたブレーキホースを新品のスウェッジラインに交換します。図は新品のブレーキホース、バンジョーボルト、バンジョーアダプタ、それに新品のアルミクラッシュワッシャの様子です。



整備の完了したリヤキャリパを車体に取り付け、同時に新品のスウェッジラインを規定トルクで正確に組み付けた様子です。



リヤブレーキマスターシリンダは完全に固着していた為、新品に交換した様子です。



劣化して変色していたブレーキフルードリザーバタンクを新品に交換し、新品のブレーキフルードを入れた様子です。
メガスピードでは劣化の具合が分かりやすいようブレーキフルードは透明のものを使用しています。見た目も綺麗です。



引きずっていたフロントブレーキキャリパをオーバーホール(分解洗浄・精密検査・修復・再組立)している様子です。



リヤキャリパと同様にミラーを使用してシールハウジングの裏側まで正確に洗浄されているか確認している様子です。



整備の完了したハウジングに新品のピストンシールおよびダストシールを取り付けた様子です。



オーバーホールの完了したフロントブレーキキャリパの様子です。逆側も同様に整備します。



マスターシリンダをデイトナの新品に交換します。取り付け前に手入れをするとフィーリングが良くなることから、分解した様子です。



リヤと同様にフロントブレーキホースもPLOTのスウェッジラインに交換します。図は新品のホース、バンジョーボルト、バンジョーアダプタ、レールポジションボルト、それにクランプの様子です。



新品のマスターシリンダに組み立てたブレーキホースを取り付けた様子です。レールポジションバンジョーボルトを使用することにより、性能はもとよりパラレルにそろったアダプタや、そこから出るホースの美しさも楽しむことができます。



新品のブレーキフルードを入れエア抜きを実施した様子です。



オーバーホール(分解洗浄・精密検査・再組立)の完了したフロントブレーキキャリパに新品のブレーキホースを取り付けた様子です。
マスター側と同様に見た目も非常に美しくなっています。



新品の燃料コックおよび新品の取り付けボルト、新品のガスケットの様子です。



新品の燃料コックASSYを燃料タンクに取り付けた様子です。



燃料キャップが著しく腐食していた為、社外の新品に交換します。図はZiiXの新品のキャップの様子です。



新品のタンクキャップ裏側の様子です。



燃料タンクに新品の燃料コックを取り付けた様子です。非常にユーティリティに優れています。



ピニオンが飛び出したまま固着したり、正常に飛び出さずにセルモータが空回りしていたことに加え、セルモーター本体もパワー不足でクランクを回せない状態に陥っていた為、ピニオンおよびセルモーターをセットで新品に交換します。

図は新品のピニオン(左)と新品のセルモーターの様子です。



故障しているセルモーターと動きの悪いピニオンを取り外し、ケースを点検洗浄した様子です。



新品のセルモーターをエンジンに取り付けた様子です。



新品のピニオンを取り付けた様子です。



ケースカバーを取り付け、セルモータ―の動作を確認した様子です。スムーズにクランクに動力が伝わり、非常に元気良くセルモーターが回ることを確認しました。



エンジンに取り付けたセルモータ―本体の様子です。





非分解個所からオイル漏れが発生していた為、オイルポンプASSYを新品に交換します。

上図はオイルポンプ外側、下図はオイルポンプエンジン側の様子です。



一番オイルポンプから遠いクランクベアリング左端へのオイルホースを含め、すべてのホースのエア抜きを実施した様子です。



エア抜きの完了したオイルホース廻りの様子です。もっともオイルホースのパイピングが複雑な車両のひとつであると言えます。







各部にオイルホースを取り付けた様子です。

特に左端クランクへの供給ホース(画像上)や2番キャブレタ―への供給ホース(画像中央)は取り付ける隙間が狭い為、かなり困難です。



エアベントホースやメインエアジェットソレノイドへのホースなどを新品に交換し、整備の完了したキャブレター周りの様子です。



エアクリーナボックスの台を設置してから左右のキャブレターの同調調整を実施している様子です。



触っただけでボロボロ崩れてしまうほど劣化していたエアフィルターを新品に交換している様子です。



タンクとシートカウルのはめ込み部の劣化していたゴムを新品に交換した様子です。



左右サイレンサー部の排気漏れを修理した様子です。ゴム及びバンドは新品に交換してあります。



整備の完了した車両の様子です。これから試運転を実施して最終的な整備の評価・確認を行います。



高速を試運転し、途中で車体周りを点検している様子です。一般道も含め100km弱の試運転を実施し、整備を実施した個所が良好であることを確認し、納車の運びとなりました。
同排気量の4サイクルエンジンでは再現できない、非常識な加速フィーリングを楽しめます。



RGV-Γ250SP (VJ23A) RGV250Γ(ガンマ) [2]
40PS/9,500rpm 3.5kg-m/8,000rpm 乾燥重量:134kg









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