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*メガスピード第29回ツーリング 「2019年3月17日(日)」を開催しました!*



 メガスピード第29回ツーリングを2019年3月17日(日)に開催しました。冬の間3か月ほど期間があいたので、久しぶりの開催となりました。

 まぁまだ3月で寒いし、2人くらい集まれば良いかなぁと思っていたのですが、何と今回は過去最多の7名の勇士が集いました。寒い中ありがとうございました。目的地は「松田ダム」と「唐澤山城跡」です。特に城跡の方は、グラストラッカーのお客様が歴史好きだと聞いていたので、来ていただけて良かったです。
 今回のルートは3か月ぶりのツーリング再開のことも踏まえて、全行程200km強くらいの緩いプランを考えておきました。


    ● 弊社メガスピードを出発 (AM8:50)
          ↓
    ● 圏央道の白岡菖蒲ICから高速を利用
          ↓
    ●久喜JCTから東北道へ、そして岩舟JCTを経由し、出流原PAで休憩






 あれ~、おかしいなぁ・・・確かに先にZX-14Rのお客様が走ってた気がしたのだけど・・・
出流原パーキングにつくと、ZX-14Rのお客様の姿がありませんでした。他のお客様も、見ていないとのことなので、もしかしたら間違えて先に行っちゃったかもしれないなと思いました。そして少しすると電話がかかってきて、案の定、通り過ぎたので足利ICで待っているとのことでした。確かにこのPAは標識が出るのが遅い感じがあります。私は寒くて寒くて早くPAに付かないかなぁと探すように走っていたので間違えませんでしたが、うっかりすると通り過ぎてしまうような感じです。


    ● 足利ICから一般道へ
          ↓
    ● 最寄りのコンビニで休憩




 寒い高速から降りてコンビニにたどり着くと、結構ポカポカした良い感じの気温になってきました。それでもちょっと寒いかな。
「ここから先はお昼まで食べ物は買えないので、お腹が空いた人は少し食べておいてください。」
 実際私はかなりお腹が減っていて、おにぎりと焼きそばパンを食べてしまいました。それがイケなかった~・・・


    ● 県道284号を経由し、馬打峠へ
          ↓
    ● 県道219号を通り、松田ダムへ




 松田ダムに向かうにはいくつかルートがありますが、今回は肩慣らしということで、馬打峠を通るルートを選定しました。峠そのものはかなり狭いのですが、今回は急な対向車もなく無事に通過することができました。

 そして県道218号に入りしばらく北上すれば目的地の松田ダムです。




 第一の目的地、松田ダムは小さなダムですが、周辺が綺麗に整備されていて、親水整備やキャンプ場などが広がっています。下見の時は誰もいなかったのですが、今日は日曜だからか、何組かがキャンプをやっていました。

 小川沿いをNC700のお客様と一緒に散策していると、水辺の生き物の話題になりました。
「いやぁ子どもは川に何かいないか探しますよね~。」
「うちなんか小さな虫がいただけでも大はしゃぎですよ。」
 そんなことを話しているうちに、ザリガニとカニの話題になりました。どうやらNC700のお客様は沢ガ二が好きらしいです。私はカニというより、どちらかと言えばザリガニ派なので、ザリ取りの楽しさをアピールしました。80年代の子どもの頃は近くに田んぼがいっぱいあって、用水路に入り素手でザリガニを捕まえたものです。あれから数十年、田んぼは1つもなくなりました。




 短い時間でしたが、各自楽しんでいただけたと思います。図は駐車場ですが、この奥がキャンプ場になっています。駐車場もアスファルトで綺麗に整備されているので、バイクでもアクセスしやすい場所と言えます。


    ● 松田ダムを出発
          ↓
    ● 県道218号を通り、藤坂峠を経由し、道の駅「どんまんなかたぬま」でお昼休憩




 松田ダムを出てからは田園風景を楽しむ間もなく、すぐに藤坂峠に入ります。この峠は狭いにも関わらずビッグスポーツがすれ違うということで有名らしいですが、下見の時は誰もいませんでした。ですが今日は向うから白のZX-14Rがやってくるではありませんか! というか、向こうから見たら、ハヤブサやZX-14R、BWM、YZF-R1とビッグバイクだらけだと思っているかもしれません。




 この様な記念碑を見ると、峠を開拓するのは想像を絶するほど大変だったのだろうなと頭が下がります。昔の人はきっと大変な思いをして歩いて峠を越えたことだと思います。今は舗装路をバイクでガーッと上がって下がって終わりですから、先人に感謝しなければならないと思います。個人的には碓氷峠が好きで、碓氷峠の本も何冊か読んだのですが、やはり開拓するのは大変だったようです。

 峠を越えてしばらく走り、やがて道の駅「どまんなかたぬま」へ到着しました。




 道の駅「どまんなかたぬま」はものすごく賑わっていました。小さい子連れやデートな人、色々います。私たちは「和洋食レストランはなみずき」で昼食をとることにしました。


 券売機には色々な食べ物があります。しかし、予想より早く着いてしまった感があり、さっきの焼きそばパンがまだお腹の中にウヨウヨしています。実際の到着はだいたい良い頃合いで、単に先ほど食べ過ぎたようです。色々なメニューがあります。「ラーメンにしようかなぁ。」と言うと、
「え~やめといた方が良いですよ! あとで大変ですよ!」
 とグラストラッカーのお客様に諭されました。そうなんです。ラーメン食べると必ず9時間後に強烈な稲妻が腹を襲うので、究極のトレードになります。こんなに美味しいのに。残念ながら今日は玉砕覚悟で臨むには覇気が足らなかったので、大人しく狸うどんにしておきました。
 そして注文してテーブルに戻ると、グラストラッカーのお客様がお盆で皆にお茶を配ってくれていました。ありがとうございます! 人数が多かったので4人4人で別れてテーブルを囲み、和やかな雰囲気のお昼となりました。


    ● 道の駅「どまんなかたぬま」を出発
          ↓
    ● 唐澤山の城跡、神社を散策




 お昼を食べて出発すると、すぐに第二の目的地、唐澤山があります。この橋の向こうに見えるのが唐澤山です。ストレートな道なので非常に見通しが良いです。そして鳥居をくぐれば驚くほどのヘアピンと急こう配が待ち受けています。朝のミーティング時にそのことはお伝えしてありますが、まるでコークスクリューの様なカーブです。




 キタキタキタ~ 少し上ればこの通り、まさに
コークスクリュー!! このままネジリ上がります!




                 
!!















             
コーク!!








 
  エンジョイ コーク!!





 ということで、コークスクリューをエンジョイしながら上り切ると、やっと斜めになった駐車場にたどり着きます。写真は駐車場から、上がって来た最後のヘアピンを撮ったものです。険しい道のりでしたが、何とか城跡まで来ることができました。




 境内に入るとすぐ全体像が分かる立体マップがあります。散策コースをすべてやると50分とありますが、今回は直接本殿を攻めることにしました!




 奥には城跡が神社になっていて、階段を上ってアクセスします。しかしすごいノボリの数です。




 去年は工事中で入れなかったのですが、今回は中まで入り、参拝することができました。みなが無事に帰れます様にと願いを込めて100円を入れておきました。ここに城があったようです。

 すごくのどかな感じで、バイクで来たことも忘れてしまうくらい、のんびりした雰囲気でした。
「あれキツツキの穴じゃないの? アクティブかどうかは分からなけど。」
 BMWのお客様の指す先には、大きな穴の空いた木が数本ありました。そう言えば、何かの本で見た穴とそっくりです。本物は初めて見ました。私は古くなった境内の石段を見て、昔に思いを馳せました。

「まさかお殿様も未来にバイクで城まで上ってくるとは思ってなかったでしょうね。」
「ほんとね。でも良くここまで形が残ってますよね。」
 グラストラッカーのお客様はそう言って石の手すりに触れていました。
「この場所は、未来はどうなっているだろう。」
「変わらないんじゃないですか。きっと。」
「未来がどうなるか、最後まで見たい。予想だと、あと50億年したら太陽が膨張してきて、地球は太陽に飲み込まれるか、飲み込まれないとしても水星の様に干上がるらしいですよ。だからその前に地球から脱出してコロニーをつくらなきゃ。でも資源もないし、無理だろうなぁ。」
 そう言うと、
「その前に人類はいなくなってるんじゃないですかね。」
 とBMWのお客様が苦笑しました。
「それでも良いから、最後まで見たいです。世の中どうなるのか、地球はどうなるのか、そして宇宙はどうなるのか。」
 続けて言いました。

「生きたい。最後まで生きていたい。終わりまで見たいですよ。」
 神社の静けさがそう言わせたのか、古き城跡の歴史の中で自分の小ささを感じたからなのか、何だか久しぶりに、ちょっぴり感傷的になりました。それからBMWのお客様も、グラストラッカーのお客様も、私も、しばらく黙って思い思いの時を過ごしていました。
 門の向こうでは、サベージ650のお客様やテンプターのお客様、それにZX-14Rのお客様とYZF-R1のお客様たちが絵馬を見て賑わっていました。




 そして一通り見学してから戻ることにしました。上から見ると結構急な階段ですが、遠くには城下町が一望できます。結構田んぼ率高いです。まぁ「たぬま」と言うくらいですから。ザリいそうだなぁ。今は触れないかな。大人になってからはザリはおろか、虫も触れなくなってしまいました。




 ふと、「水琴窟がある!」とグラストラッカーのお客様が言いながら、脇道に入ってきました。私は水琴窟というモノ自体を知らなかったので、他のお客様がやっている姿を見ていました。というか、正確にはその時何て言ったのか良く分かりませんでした。スイキン何とかというのは聞こえたのですが。




 BMWのお客様とNC700のお客様が柄杓で水を流して、筒に耳を当てていました。「何か聞こえるよ。」と言うので、BMWのお客様の次に筒に耳を当ててみました。何だか久しぶりに小学生の時のようなワクワク感がありました。実際に聞こえてきたのは、何やら水が流れる様な音です。帰ってから調べてみると、どうやら瓶が逆さに埋め込まれていて、そこを水滴が落ちる音などが聴こえるようです。水琴窟はスイキンクツと読むようです。




 そして神社を散策した後は、再び駐車場に戻って記念撮影をしました。今回は私を含めて8人という過去最多人数でのツーリングとなりました。


    ● 唐澤山神社を出発
          ↓
    ● 佐野田沼ICから北関東道へ
          ↓
    ● 岩舟JCTを経由して羽生PAで解散




 第2の目的地も無事観光することができたので、あとは折り返しになります。しかし油断は禁物、駐車場を出るといきなりコレです。下りもかなりのヘアピンの連続なので落っこちない様に気を付けなければなりません。




 これはヤバい。かなりの高さがあるので、ターン出来ずにガードレールの向こう側に行ってしまうとそのままスカイダイビングになります。もっとも、今日は遅い車が前を走っていたので、その後ろをほぼ徐行で麓まで降りることになりました。




 唐沢山の南側の麓までおりると、この様な感じの長閑な風景が広がっています。そのまま佐野ICまで行き、羽生パーキングに集合となりました。




 今回の行程は比較的短い距離だったので、羽生パーキングには何と午後2時台にたどり着きました。いつもは夕暮れ時のライトアップされた姿に慣れているので、真昼間に見ると、古い屋敷風の建物が、何だかお化け屋敷の様でちょっと怖い感じがします。3月というまだ寒い時期にご参加いただきありがとうございました。大きなトラブルもなく、無事実施することができて良かったと思います。


※峠道の写真等の一部は事前に下見に訪れた際に撮影しておいたものです


  ☆ポイント
     良かった点:ルートに余裕があったので、明るい早い時間に解散できたこと。
     反省点  :昼前に食べ過ぎないこと。







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