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GSX-R600 (GN7DA) GSX-R600K7 [1]




車検および整備のご依頼を承り、まず法定定期点検を実施している様子です。



スパークプラグを交換する為に、まずプラグホール内部のゴミをダスターで可能な限り除去している様子です。内部を直接目視できない部位は慎重に異物を取り除く必要があります。









➀ 清掃したプラグホールの状態をミラーを用いて確認します。


② プラグを取り外し、シートに異物が無いかなど、内部の状態及びピストン頭部をミラーで目視確認します。


③ 新品のプラグを取り付けます。


④ 締め付けたプラグが問題なく設置されているかミラーを用いて目視確認します。


 狭すぎて内部の見えないプラグの脱着は、この様な流れで実施します。万が一異物がエンジン内部に落下すれば致命的な損傷につながる為、慎重に作業を進めます。

 水冷4気筒はこの様にプラグ廻りが狭い設計のものが多い為、プラグ交換も気軽に行えるものではありませんので、車検・整備でやっておくことが結果的に一番良いのではないかと考えております。



新品にしたプラグに端子部を点検したキャップを取り付け、スロットルバルブに付着していた油を除去した様子です。





 上の図はエアクリーナボックスを清掃すると同時に、エレメントとボックスのパッキンの役目を果たすゴムが取り付けられていなかった為、新品のゴムを設置している様子です。

 下の図は新品のゴムを溝に一周埋め込んだ様子です。最初にエレメントを取り外した際にはプラスチックの異物がエレメントに挟まっていました。また油汚れがあったため、全体的に清掃しました。







上の図は新品のエアフィルタ(エレメント)の様子です。取り付けられていたものが黒く油汚れを伴っていたので、今回新品に交換しました。

 下の図はボックスにエレメントを設置した様子です。これでしばらく清浄な空気を取り込むことができる様になりました。



 エンジンやホイール回りの整備に移行する為、左右のサイドカウルを取り外した様子です。かなりの量の砂利が出てきたため、エンジン周囲を清掃しました。

アンダーカウルはフロントで巻き上げた砂利がちょうど乗っかる為、ある程度走行すると砂利を溜め込むことから、やはり車検の際には清掃しておきたい部位です。


不具合の発生していたウォータポンプを取り外した様子です。同時に周囲を洗浄し、緩んでいたドライブスプロケット取り付けナットを増し締めして印をつけた様子です。



ウォータポンプ取り付け部から内部の状態を確認した様子です。ドライブシャフトは角もしっかりしていて状態は良好であると言えます。
またエンジン内部も著しいオイル汚れ等は見られず全体的に綺麗な状態であることが確認できました。





新品のウォータポンプの様子です。今回は部品がASSYでまだ在庫があったことや、オーバーホールに対する費用的な利点で新品に交換することになりました。



新品のウォータポンプをエンジンに取り付け、取り付け部を点検清掃したラジエータホースをポンプに取り付けた様子です。



左側エンジン側面を取り外した部品を点検清掃しながら元に戻していった様子です。







入庫時にシフトペダルリンク部のワッシャが紛失していた為、ペダルのスラスト方向にガタがある状態でした。

そこで新品のワッシャを入れると同時に、サークリップも新品に交換しました。

整備後に動作確認を行い、ガタツキが無くなった分、シフト動作方向にダイレクトにペダルの力が加わる様になりました。





古いオイルフィルターを取り外し、新品のオイルフィルターを取り付けた様子です。





新しいエンジンオイルを入れ、車体を水平にした状態でエンジンオイルの量を点検窓から調整した様子です。



新しい冷却水を入れた様子です。この型式はかなりエアが抜けにくい構造であることから、エンジンをかけて実際にポンプを動かして抜きます。それだけでは不十分なので、試運転を実施し、工場に戻ってから再びキャップをあけて冷却水の量を調整します。一般的にレプリカは取り回しが複雑なため、実際に走らないと完全にはエアが抜けない場合が少なくありません。





 リザーバタンクの冷却水がLoレベルまで減少したいた為、補充した様子です。

 下の画像はフロントフェンダーの上あたりから撮影した様子です。この車両はリザーバタンクのレベル表示が内側にある為、覗き込んで確認する必要があります。

 これは逆に言えば、サイドカウルを外さなくても内側からレベルを点検できることを意味しています。しかし減っていた場合はやはりサイドカウルを外し、外側から補水しなければなりません。



ベアリングやダンパ、ディスクなどの整備の為にリヤホイールを取り外し、同時にリヤ周りを点検清掃している様子です。





サスペンション下側のボルトの増し締めを実施している様子です。

点検の完了した部位にはチェックを入れます。もちろんメガスピードの色は青です。



リヤホイールからベアリングやディスクを取り外し、ディスクボルト取り付け部に固着しているねじロックを除去している様子です。



ハブダンパ取り付け部を洗浄・清掃した様子です。かなりの汚れが溜まっていましたが、これで気持ちよく新品のダンパを付けることができます。





古いリヤホイールベアリングを取り外し、ハウジングを洗浄した様子です。

新品のリヤホイールベアリングにグリスアップして取り付けます。





ねじロックの残りカスを除去し、新品のリヤブレーキディスクを取り付けている様子です。

ボルトは純正新品の状態で固形のねじロックが塗布されています。ボルトの疲労やねじロックが付いていることを考えれば、この部位のボルトは新品にすることが望ましいと言えます。メガスピードでは必ず新品にしています。

ディスクを取り付けた後は、締め付け確認および位置のズレの確認の為、青のマーカーでチェックを入れました。





洗浄したハブダンパのハウジングに新品のダンパを取り付けていきます。

GSX-R600_K7のダンパはスリムで、取り付けた際の模様は美しい形状です。







点検洗浄したハブベアリング取り付け部に新品のハブベアリングを取り付けている様子です。

スプロケットも油まみれになっていた為洗浄しました。

オイルシールを取り付け、一旦ハブをホイールに取り付けてスプロケットの増し締めを実施し、もう一度確認の為に取り外した様子です。

このボルトにもチェックを入れておきます。



整備の完了したリヤ周りの様子です。



フロントホイールを整備する為に車体から取り外した様子です。





左右のフロントホイールベアリングとダストシールを外し、ハウジングを洗浄した様子です。

新品のベアリングにグリスを封入し、ハウジングに取り付けます。

次にダストシールを取り付けている様子です。





新品のダストシールを取り付け、新品のブレーキディスクを取り付けている様子です。ねじ穴はリヤと同様に事前にねじロックの残りかすを除去し下地を作っておきます。

新品のボルトの品番はリヤ側と同じく純正新品の状態でねじロックが塗布されています。

 新品のねじロックを使用し、締め付け確認および位置決めの印を青のマーカーでつけた様子です。



整備の完了したフロント周りの様子です。











新たに電圧計を取り付ける為、ACCの割り込みに使用するコネクタを作成した様子です。

純正の110型2極コネクタから無加工でACCを引き出せる様にしました。


電圧計はタコメーター上部に設置しましたが、そこからの配線はクランプ等を利用して車体側に引いてあります。






コネクタ及びギボシ等の配線は車体右側にまとめました。



メイン電源はバッテリからとる必要がありますが、直近までコルゲートチューブで被覆し、端子手前でそれぞれの極に配線しました。


エンジンをかけた直後のアイドリング時の電圧計の様子です。1,500rpmくらいの回転速度ですが、13.8Vと良好な充電状態を示していることが確認できました。

この車体はレギュレータの故障が多い傾向にあるようですが、普段から電圧に注意していれば、万が一充電系統が故障した際にすぐ気づくことができます。





サイドカウル下部の左右のカウルの連結しているプレート及びスクリュを新品に交換した様子です。






劣化していたアッパーのインナーカウル右側のクリップを新品に交換した様子です。

古いものはグラつきが見られましたが、新品は柔軟性がありしっかりフィットしています。



法定定期点検をはじめ、各部の整備の完了した車両の様子です。



継続検査(車検)に持ち込む際は、排気ガス規制の対象車両は事前にCOとHCの濃度を測定しておきます。

検査場では合否の○か×しか表示されない為、具体的に何がどのくらい超過しているかは分かりません。したがって、受検前に現在の状態が保安基準を確実に満たしているか確認してから車検場に向かう流れになります。



認証工場として法定定期点検を中心に各部の整備を実施し,陸運局に持ち込み継続検査の検査ラインを出た様子です.法定検査に合格し新たに2年間の有効期限を得て公道へと向かいました.



ある程度実走してから工場に戻り、エンジンが冷却されてからラジエターキャップを取り外し、補水した様子です。

冷却水を交換した場合、エア抜きは必ず実走後にもう一度実施する必要があります。



実際に試運転を実施している際にモニターした電圧の様子です。セル始動時からしばらく充電すると、アイドリング時でも14.5V程度まで電圧が上がることを確認しました。



最終的に高速道路を含めた試運転を実施し、良好であることを確認して整備の完了した車両の様子です。





GSX-R600 (GN7DA) GSX-R600K7 [1]
121 PS/12,000 rpm 6.9 kg-m/11,500 rpm 乾燥重量:161 kg









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