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*メガスピード第24回ツーリング 「2018年6月17(日)」を開催しました!*



 メガスピード第24回ツーリングを2018年6月17日(日)に開催しました。今回は当初雨の予報でしたが、実施日が近づくにつれ段々晴れに変わり、最終的に曇りで落ち着きました。

 早速朝一番にZX-14Rのお客様が見えました。そしてテンプターのお客様、NC700のお客様、サベージのお客様と続き、何と1年ぶりくらいにGSR400のお客様が来てくれました。私は何か月かに1度メガスピードでお会いしているのですが、他の皆さまにとっては久しぶりだったので、随分盛り上がりました。やっぱり元気にしているかどうか気になりますよね。最終的にYZF-R1のお客様が登場され、私を含めて7名で出発することになりました。


    ● 当社メガスピードを出発 (AM8:50)
          ↓
    ● 圏央道の白岡菖蒲ICから高速を利用
          ↓
    ● 鶴ヶ島JCTで関越道を経由し、上里SAで休憩




 上里サービスエリアはいつもの様に混んでいました。この日はバイクが多かったようで、様々な車種を見ることができました。バイクシーズン真っ只中です。各自休憩になりましたので、私もエリアを散策していました。そこで目にしたのがこれです。








 やっと、やっと、やっとつながりました。この日を何年待っていたことか・・・
開通予定日は、その一週間くらい前に菖蒲パーキングで休憩した際に、子どもらと案内板を見て知っていました。外環はたまに三郷南まで利用していたので工事が進んでいることは把握していたのですが、開通日が決められたことには驚いたものです。それで6/2(土)の当日夕方は、「あ~今頃走れるようになったかもね。」と子どもらと話をしていました。

 自分が小さい頃から工事していた感があるので、圏央道を含め、とうとう環状線が整備されてきた印象があります。ありがとう、本当にありがとう!!
あとは大泉から先が残っています。私が生きている間につながってくれるだろうか・・・


    ● 上里SAを出発
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    ● 圏央道の藤岡JCTから上信越道へ
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    ● 上信越道「松井田妙義」ICから国道18号沿いのコンビニで休憩




 松井田妙義インターで高速を降りると、すでに周囲の山々はキリに囲まれていました。今回のルートでは碓氷バイパスを上って碓氷峠で下ってくるコースを設定したので、先行き不安になります。と言うのも、霧で何も見えない上信越道軽井沢インター付近や、碓氷峠を何度も何度も通った経験があるので、あの視界の悪さは非常にヤバイということが分かっているからです。

 そこで一旦落ち着きを取り戻す為、ねぎとろおにぎりを食べることに。

 山の麓でトロが食べられなんて本当に100年も前には全く考えられなかったことだと思います。
 そんなこんなで碓氷バイパスへ向けて出発し、見事上り切り、碓氷峠で下ってきました。バイパスはまだ良かったのですが、やはり碓氷峠の方は濃霧で路面が完全に濡れていて、落ち葉と泥がミックスしてヌメッとした感じになっていました。ですので徐行に近い形で安全を最優先し、走破しました。これは結構良い訓練になったのではないかと思います。もっとも、碓氷峠を下りたところは”霧積”という名がついているくらいなので、碓氷峠に霧はつきものです。晴れていれば本当に素晴らしい峠です。


    ● 碓氷バイパスを上り、碓氷峠で下る
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    ● 県道18号から県道51号へ入り、道の駅「みょうぎ」でお昼




 碓氷峠まではかなり路面が濡れていましたが、道の駅に着く頃には比較的回復していました。お昼はここでいただきました。この道の駅も去年の5月のツーリングに来たきりなので、ちょうど1年ぶりになります。

 お昼は食堂で食べることにしました。うまく座敷があいていたので、7人で囲んで座り、食べることができました。1年ぶりのGSR400のお客様を話題に話がはずみ、楽しいひと時を過ごすことができました。

 皆様はセットものやラーメン、その他色々注文されていましたが、私はカレーライスにしました。本当はうどんが食べたかったのですが、前回のツーリングでは*タンク*が限界を迎えたので、今回は反省してなるべく水分の過剰摂取を控えようと思いました。

 カレーは作ってあればご飯に盛るだけなので一番早そうですが、結局最後になってしまいました。食べるのが遅く、いつも皆様をお待たせするので出来れば最初に来てほしかったのですが、まさかの出遅れとなりました。

 ちょっとプレッシャーになりましたが、カレーにがっついていると、横に座っていたYZF-R1のお客様から味噌こんにゃくが回ってきました。テンプターのお客様からの差し入れでした。いつもありがとうございます。

 と言うことで、例にもれず一番最後まで食べていましたが、何とかご馳走さまをすることができました。結局カレーは辛いので水を飲んでしまい、あまりカレーにした意味がなかったような気がしますが、まぁ良しとしましょう。




 道の駅「みょうぎ」はこの先の峠に行くバイクも多いようで、駐車場にはいつも何らかのバイクが見られます。天気は画像の通り、曇っているものの何とか雨は降らずにもちこたえている感じです。スッキリとはしませんが、逆に暑くなり過ぎないからラッキーだと思うことにしました。


    ● 道の駅「みょうぎ」を出発
          ↓
    ● 「妙義公園」の駐車場から「中之嶽神社」へ




 道の駅「みょうぎ」を出発して峠を上っていくと、妙義公園の大きな駐車場に出ます。ここがちょうど峠の頂のような感じで、ここから先は下りになります。早速バイクを停めて今回の目的地「中之嶽神社」に向かうことにしました。何でも日本一のダイコクサマがいるということです。よく見ると駐車場からも黄色のダイコクサマが見えます。




 この辺一帯が妙義公園になっているのでしょうか。道を横断するのは危険ということで、地下道があります。我々も地下道を利用して逆サイドに向かいました。




 古びた感じで昔の地下道のイメージそのものです。ちょっと怖いですが、勇気を出して行ってきます。




 地下道を上るとそこには立派な鳥居が待っています。その奥にダイコクサマが収まって見えます。「中之嶽神社」としっかり明記されています。




 鳥居をくぐって先に進むとドライブインがあんな場所に! ちょっと道路から離れすぎていてドライブインの存在すら分からないですよ。っていうかドライブインできない💦




 更に進むとドライブインの入り口が左に見えます。どう見ても普通のお土産屋さんなのですが、ドライブインだということです。右手にはダイコクサマが!!




 こんな風にダイコクサマが出迎えてくれます。




 正面には説明の看板があるので、訪れた際は熟読していってください。




 この笑顔で福をわけていただきたいですね。遠くから見ても結構インパクトがありますが、やはり目の前での迫力は桁が違います。




 ダイコクサマを過ぎると、その奥には妙義神社で見た様な険しい階段があります。こっちは手すりがあるので少し気が楽です。しかしコケが大量に付着しているので足元には注意が必要です。運動不足にはつらい修行になりましたが、休み休み上り、何とか上にたどり着きました。




 階段を上り切ったところにはこの様に色鮮やかな木の根があります。かなり綺麗な緑です。




 建物があり祀られています。ここで100円を投入し、ツーリングが無事に完了出来るよう祈願してきました。




 建物の奥はこの様に岩場になっていて、荒々しい自然を直に味わえます。妙義はこの様な岩場が登山ルートとして設定されているようですが、上級者でも滑落する難しいポイントが多いので注意が必要です。




 岩場登山もヤバいですが、この階段の下りもしかり! 下に吸い込まれそうです。




 日本一のダイコクサマを背景に記念撮影しました。よく見ると、左側の黄色い看板に「だいこく様完成」とあります。説明看板では平成17年に出来たようです。平成15年頃に一度軽四輪のビートで妙義公園の駐車場まで来た記憶がありますが、確かにその時はダイコクサマはなかったかもしれません。今はハヤブサでガンガン坂を上れるけど、ビートは非力だった気がします。まぁ175馬力260kg程度のツアラーバイクと64馬力760kg程度の軽四輪ではパワーウエイトレシオが全く異なるので仕方ないですが・・・

 オープンカーの良いところはヘルメット無しで開放感を味わえるところかもしれません。バイクはどうしてもヘルメットがあるので、顔面はオープンにはできないです。というか出来るのですが、半帽などでオープンにすると、60km/hで目に入る風に耐えられず涙が止まらなくなります。しかし、オープンカーもフロントガラスがあり体が完全に潜るので、本当に風を味わえるかと言ったらNOです。分かりやすく言えば頭の上をサワサワ風が通るのを感じる程度です。やはり「風を味わう」のであれば、バイクに乗るしかありません。バイクは全身で風と向き合う必要があるので、高速に乗れば地球上の大気はこんなにも粘りがあって硬いものなのかと理解することができます。そして疲れた時、あぁ車は何て楽なんだろうとなるわけです。エアコン、オーディオもあるなんて、もう至れり尽くせり極楽そのものじゃないですか!!




 さて、頭をバイクに戻し、神社を出て後半を遂行するため駐車場に戻ります。今回停めたところは線が引いてあり、ちょうど枠に入って整列している様で中々良い感じです。




 前側から見ると、ZX-14Rとハヤブサが並んでいますが、14Rはスゴイ迫力です。ハヤブサが弱っちく見えますね。やっぱり新しいデザインのものと比較すると、旧式だなぁと実感します。


    ● 「中之嶽神社」を出発
          ↓
    ● 県道51号、県道192号そして県道48号を経由して道の駅「しもにた」へ




 道の駅「しもにた」も前回のツーリングで立ち寄ったので、ちょうど1年ぶりになります。去年はフェンスで中庭が完全に覆われていたのですが、今はすべて解放されていて、小さなショベルがあるくらいでした。

 すぐに美味しそうな匂いがしてきたので、それにつられて焼き饅頭をいただきました。

  更にやきとりがあるという情報を耳にし、私も挑戦することにしました。



 ちょうどやきとりの前にZX-14Rのお客様がいて、出来るのを待っていました。私も注文し、話をしながら出来るのを一緒に待っていました。ZX-14Rのお客様は先に受け取った後も私の分が出来るのを待っていてくれました。
「中々来ないですね、冷めちゃうから先に行っていて下さい。」
 だいぶ待ちましたが、全然できないので、14Rのお客様に先に食べていただく様に促しました。
「いえ大丈夫ですよ。自分は猫舌なんで冷めたくらいがちょうど良いんです。」
 ZX-14Rのお客様はそう言って待っていてくれました。参加者の中では最年少で、私よりもずっと若いお客様ですが、中々粋な返事が返ってきました。何だか良い感じでした。

 それからかなり待ったのですが、おかしいなぁ、まだできないのかなぁと思いながらメニューを眺めていると、やきとりでなく、「やきとり揚げ」と書いてあるじゃないですか。揚げってことは、やきとり焼いて更に揚げるのか!! どうりで遅いわけだ。っていうか、ちゃんと目の前に説明が書いてあるよ💦

 しばらく待つと「やきとり揚げ」が来ました。しかもこの時は調子に乗ってメンチカツまで注文してしまいました。中庭のベンチには皆さまがいて、私のやきとり揚げが出来る間に食べ終えていました。早速サベージ650のお客様の隣に座り、やきとり揚げにかぶりつきました。
「あ~ネギは気を付けないと・・・」
 とサベージ650のお客様が言われた瞬間、ネギの中の油が口に入り切らず、ポタポタ垂れてしまいました。しかもクシタニのツナギに!
「どわぁすごい油ですね。」
 かなりジューシーなのですが、ひと口で完全に口の中に入れて口を閉じてから噛まないと油が飛び散ります。この際ツナギについた油はナパームヤシ代わりに伸ばしておきました。良い感じに艶が出ているじゃありませんか。華々しい「やきとり揚げ」デビューを飾ったわけですが、「やきとり揚げ」って普通に皆さま使われている用語なのでしょうか。私は恥ずかしながら今まで知りませんでしたよ。やきとり揚げ、やきとりあげ、ヤキトリアゲ・・・何だか「ヤキトリアゲ」ってザコレベルの敵キャラに出てきそうですね。

 YZF-R1のお客様も、NC700のお客様も、今日は良く食べていました。テンプターのお客様とGSR400のお客様と、そしてサベージ650のお客様とZX-14Rのお客様と、みんなで穏やかなひと時を過ごすことができました。到着した時間が予定より早かったのですごくゆっくりできました。これで帰りの高速も頑張って走れそうです。


    ● 道の駅「しもにた」を出発し、上信越道下仁田ICへ
          ↓
    ● 藤岡JCTを経由し、関越道嵐山PAで解散




 道の駅「しもにた」から高速で解散ポイントの嵐山パーキングまで一気に走り抜けました。今回のツーリングも怪我やトラブルもなく、明るいうちに無事解散することができました。総走行距離数はメガスピード起点、終点で約340kmでした。比較的余裕のあるスケジュールだったので、休憩ポイントでは長めに休むことができ、コミュニケーションを楽しめたと思います。また次回のツーリングでお会いしましょう。


※峠道の写真等の一部は事前に下見に訪れた際に撮影しておいたものです




  ☆ポイント
     良かった点:スケジュールより早く行動でき、休憩時間を長くとることができたこと。
     反省点  :やきとりを買うときは、「やきとり」なのか「やきとり揚げ」なのか、よく見ること。



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 嵐山PAで解散するとき、GSR400のお客様が「今日はどうやって帰ろうかなぁ」と言っていたので、それなら一緒に帰りましょうという話になりました。私は今日で結婚10周年だったので、菖蒲パーキングにおみやげを買いに行きたいとお伝えしました。GSR400のお客様が快諾されたので、東松山ICから一般道に降り、菖蒲パーキングに向かいました。一般道から菖蒲パーキングには入ったことが無かったので、経験のあるGSR400のお客様に案内していただきました。なぜ菖蒲パーキングかというと、最初は一人で白岡菖蒲ICまで高速で帰るつもりだったので、その際に最寄りのパーキングかつお気に入りのパーキングでもある菖蒲パーキングで甘いものを買って帰るつもりだったからです。

 菖蒲パーキング周辺まで来ると、GSR400のお客様に先導されてパーキング裏の駐車場に入りました。中は狭く、車が数台停められる程度です。定年後くらいの白髪の警備員のおじさんが一人いて、私たちはバイクの駐車位置を指示されました。私が先に停めて、GSRのお客様があとから入る形となりました。

 ヘルメットを外してホルダーに括り付けていると、
「軽井沢まで行ってきました!」
とGSRのお客様が警備員のおじさんと話をしていました。すると、警備員のおじさんは、
「へぇ~これ1300あるんだ~?」
 と、今度は私に話しかけてきました。シートカウルに貼ってある"1300"のステッカーを見たのだと思います。
「はい、1300ですよ。」
 一瞬前回のツーリング時の記憶が甦りましたが、すぐに正気に戻りました。
「隣のバイクはいくつなの?」
「400ですよ。」
「何だぁ、ただのヨンヒャクかぁ。」
 ”ただの400”です。それが訳もなくおかしくて、私はしばらく笑ってしまいました。
「ただの400ってなんすか、ただの400って~。立派な400ですよ。」
 一緒に菖蒲パーキングに向かいながらGSR400のお客様が言いました。

 ひとまず甘いものを買ってから、GSR400のお客様とコーヒーを飲み、しばらく休憩しました。菖蒲パーキングは色々なお土産があるので、ちょっとしたお菓子を調達するにはもってこいです。

 帰る頃でも夏至間近なのでまだまだ明るさに余裕があります。駐車場ではさっきの警備員のおじさんが暇そうに待機していました。

 私は工場までゆっくり帰ろうと思い、駐車場を出てからすぐ、GSR400のお客様に先に行っていただく様に手で合図しました。GSR400のお客様は振り向きざまに、
「ただの400帰ります!!」
 と笑いながら敬礼して抜いていきました。とっても良い笑顔でした。久々のご参加ありがとうございました。また会いましょう。



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  工場に戻るとすぐにベランダからリビングの様子を見に行きました。子どもらはテレビを見ていて、その母親は夕飯を作っていました。
 「ほらこれ、お母さんに渡してきて。」
 近くにいた小1に買ってきたお菓子を渡しました。
 「わぁ、お父さんどうしたのこれ。」
 「今日は結婚記念日だからさ、ひとまずお菓子買って来たんだよ。」
 そう言うと、向うにいた年中の幼稚園児がビックリしたように目を丸くしました。
 「え~お父ちゃん結婚するの~?」
 「もうとっくにしてるんだよ。10年経ったの。」
 分かっているんだかいないんだか、幼稚園児はニヤニヤしていました。小1は恥ずかしそうにもじもじしていました。何で君が恥ずかしがるんだい、とその様子を見て母親も笑っていました。
 「これからケーキと花を買ってくるよ。」
 「やったぁ。でもちょっと待って、こっち来てみて。」
 そう言われて小1に部屋の前に連れていかれると、ドアに手紙が2つ貼ってありました。彼と幼稚園児が書いた”父の日”の手紙でした。
「そうかぁ、今日は父の日だったのかぁ。」
「そうだよお父さん、忘れちゃったの?」
 自分が子どもの頃は父の日はよく覚えていたのに、いざ父親になってみると、父の日という概念すら忘れていました。今まで自分の親を意識してきた父の日ですが、今度は自分が主役になるなんて変な感じがします。しかし子どもが少し大きくなって、実際に部屋に手紙が貼ってあるのを見ると、感慨深いものです。

 10回目の結婚記念日かつ父の日にツーリングに行ってるようじゃあまり良い父親とは言えないかもしれませんが、一応仕事として了解を得ているので、そこは楽しんでも良いのではないかと思っています。家族の理解があってこそのツーリングです。そしてそれは私だけでなく、皆様も一緒だと思います。それぞれのストーリーがあって、それぞれを生きている。その中でツーリングという接点があるのも、それもまた何かの縁かもしれません。ツーリングを実施することにより、皆様のストーリーがより楽しいものになるのであれば幸いです。


 さぁ、とびっきり甘いケーキを買ってこよう。





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