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*メガスピード第15回ツーリング 「2017年5月21日(日)」を開催しました!*



 メガスピード第15回ツーリングを2017年5月21日(日)に開催しました。今回のツーリングは松井田妙義の集大成として実施しました。題して「妙義の自然と国の重要文化財に親しむ」です。

 松井田妙義ICは今回で3回目ですが、いよいよ本家妙義山周囲を楽しむことになりました。少し寝不足だったので朝日がまぶしかったですが、一番乗りのサベージ650のお客様とお話ししている間に目が覚めてきました。そしてNC700のお客様、ランツァのお客様、テンプターのお客様が見えました。

 その間に、ちょっと聞き慣れない排気音が駐車場に! う~ん誰だろうと工場から出てみると何とBMWが。普段は別のバイクの整備をさせていただいておりますが、今日はBMWでお越しいただきました。輸入車はあまり見る機会がないので、エンジンの形などが新鮮でした。そうこうしているうちに規定時間になったので、今回は私も含めて6人でツーリングに行ってきました。


    ● 当社メガスピードを出発 (AM9:20)
          ↓
    ● 圏央道の白岡菖蒲ICから高速を利用
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    ● 鶴ヶ島JCTで関越道を経由し、上里SAで休憩


 いつも通り白岡菖蒲ICから高速を利用し、関越道の上里SAで休憩しました。今までは高速は入口から完全にフリー走行とし、料金所を通過した順に行ってもらう状態でしたが、今回からは行き違いのないように、皆様が全員料金所を通過して高速に入ったことを確認してから最後に出発する方針にしました。というのも、私もETCを付けてからは料金所で先に行ってしまっていたので、後の人がきちんと来ているか確認していなかった為です。やはり主催者たるもの、全員が高速に入ったことを確認してから行くべきだと改めました。




 SAはやはり休日なのでバイクがいっぱいでしたが、ゴールデンウィーク程ではありませんでした。しかしサベージ650のお客様とテンプターのお客様が別のところに停めなければならない程度には混んでいました。今日のスケジュールでは松井田妙義ICで降りてすぐにお昼なので、各自軽めの調整でお願いしました。

 前回のツーリングで良いなと思っていたワイヤロック。ランツァのお客様を見習って、ホームセンターで調達してきました。これはかなり楽です。今まで常にヘルメットを持ち歩いていたので、両手がフリーになった爽快感は言い表せません。ヘルメットは結構重いのでずっと持っているとそれだけで体力が奪われます。



    ● 藤岡JCTを経由し上信越道へ
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    ● 松井田妙義ICで降りて県道51号を経由し道の駅「みょうぎ」で昼食 (AM11:00)


 上里サービスエリアを出発し、藤岡JCTを経由して上信越道へ。日曜なので多少の交通はありますが、比較的スムーズに松井田妙義ICまで走行することができました。




 松井田妙義ICからすぐに道の駅「みょうぎ」にたどり着きます。AM11:00と今日はちょっと早めですが混む前にお昼にすることにしました。

 
 いきなり6人で注文したので厨房に負荷がかかったようですが、辛抱強く待ちました。どうやら6人分一緒に出せるよう配慮していただいた様です。ひとつ運ばれてくると、その後一気に全員分がやってきました。

 皆様は定食を注文されていましたが、私は食べ過ぎるとすぐに気持ち悪くなってしまう為、山菜そば単品の注文にしました。NC700のお客様はしっかり朝ご飯を食べられたとのことなので定食を全部食べられるか心配していましたが、運ばれてくると「これくらいなら大丈夫。」と安心していました。



 皆で囲んだテーブルです。待っている間はそれぞれに談笑されていました。今回は座敷だったので何だか比較的ゆっくり過ごせた感じがしました。たまにはこうした座敷も良いものですね。


    ● 道の駅「みょうぎ」から県道191号へ
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    ● 県道51号を経由し、県道196号上毛三山パノラマ街道へ(外回り)




 大きなトラブルもなく、県道191号からのどかな田園地帯に入り、その後県道51号を経由して県道196号の上毛三山パノラマ街道に入ります。写真は山頂から少し道の駅「みょうぎ」側に下ったところです。たまにガードレールがへこんでいて危ないと思わせる個所がありますが、スピードに気を付けて十分な車間距離をとれば安全に走行することができます。

 写真の左側が崖になっていますが、パラグライダーが出来るところがあるようで、この日も道の駅「みょうぎ」から空を飛んでいる人を見ることができました。




 無事一周して道の駅に戻り、目的地の「妙義神社」に向かいます。道の駅「みょうぎ」は裏から見るとこんな場所にあることが分かります。標高は400mです。結構な崖で、その下に川が流れています。その川を歩いて渡ると妙義神社の鳥居があります。




 結構大きな鳥居です。遠くを見るとかなりの上り坂。しかしこれを上らなければ神社の入り口にたどり着けないのです。右にお土産屋さんも見えますね。




 長い上り坂を進むと、やっと神社の入り口が。見事な石段が出迎えてくれます。まぁ普通はこれくらいで終わりの神社が多いですが、ここはヤバイです。途中であぎゃぁぁ~となります。




 更に進むと門があります。これも国の重要文化財の様です。新緑に囲まれ、日陰は比較的過ごしやすい感じでした。もうこれで終わりだろうと門まで頑張って上ると・・・




 まだまだ階段が!! 一応ここで自由行動としました。上るのも自由、休むのも自由です。私は下見の時に上って懲りているので今日はここいらで休もうと考えていました。しかし皆さま誰も休まずGOだったので、私も一緒に行くことにしました。




 石段を上ると更に奥に鳥居が見えます。これは下見の時の写真ですが、この時点ですでに体力を消耗し、帰りたくなっていました。でも頑張って鳥居まで行くと・・・




 
あぎゃぁぁ~
と叫ぶほど超急な凄い段が待っています。来る者へのお仕置きの様です。画像右側は迂回路ですが、下見の時はこの階段を上りました。まさに修行している感じがします。




 ヤバイよヤバイよこれ上るんかいな・・・ と一段一段休みながら進みました。下見の時は革ツナギのフル装備で行ったので、汗だくになり気持ち悪くなってきました。階段急だよ? 踏み外したらヤバイよ? そんな事を考えながら上っていました。

 しかもヘルメットを一緒に持ち歩いていたので、まさに重荷を負っての修行でした。あぁここでもしヘルメットを落としてしまったら、おむすびころりんだなぁ。いや、ヘルメットころりんか。おむすびより転がりやすそうだなぁ・・・

 暑さと疲労で段々もうろうとしてきました。の、脳がぁ~




 階段から左上を見上げると、到着地点に柵も何もない崖仕上げになっていることが分かりました。これもヤバいなぁ。フラフラしてヨロけたら真っ逆さまだ・・・




 そしてやっとの思いでお仕置きを上がり切ると赤鬼と緑鬼が。
「遅かったですねぇ。全く話になりませんよ。」と赤鬼。
「はい時間切れ~ここまで~」と緑鬼。
 何だかなぁ・・・ 否定的にとらえすぎですかね。

 気を取り直して先に進むと、やっと本殿が奥に見えます!




 でも最後の試練が。これを上らないとたどり着けません。もう勘弁して~




 そしてついに国の重要文化財である本殿にたどり着きました。辺りも綺麗に清掃されていて装飾も見事です。この階段を上がって誰かが管理しているのでしょう。奮発して100円のお賽銭を投げ込み、皆の旅の無事を祈願しました。
 一緒に上がったテンプターのお客様も、先に行かれたサベージ650のお客様も、そしてBMWのお客様も、ランツァのお客様も、皆お疲れの様でした。

 しばらく涼んでから皆で戻ることにしました。




 さぁ戻ろうと門をくぐると直ぐにこれです。下を見ると目がくらみそうです。
「ひゃぁぁ~吸い込まれそうですね。」
「そっちはヤバそうだから脇道から行きましょう。」とNC700のお客様。
 下見の時は頑張ってこれを降りましたが、どう考えても危険なので皆で脇道の迂回路を下りました。
 これじゃぁ、おむすびころりんとか、ヘルメットころりんとかで済めば良いけど、最悪“くによしころりん”とかになり兼ねません。ほ、本体までころりん!?




 迂回路はこんな風に坂と階段で本殿までつながっています。ツーリング当日は、もうあの階段は嫌だったので、上りもこちらの迂回路からテンプターのお客様と一緒に本殿に向かいました。




 そして神社の入り口付近まで無事に降りたところで今回の記念撮影を行いました。よくよく見ると階段が上まで続いているのが分かります。この時点ですでに膝がガクガク太ももが痛くなっていました。おそらく皆様も同様かと思います。ちょっとキツイ目的地だったと反省。




 再び道の駅「みょうぎ」に戻り、今度は上毛三山パノラマ街道の内回りに備えて休憩しました。


 私は妙義神社の鳥居の脇にあるお土産屋でサイダーを買いました。下見の時に良いなと思ったのですが、本番まで我慢していたのです。
 道の駅に戻って飲んでみると、何だか懐かしい甘い味がします。言うなれば、三ツ矢サイダーに甘いシロップと香料を加えた感じでした。
「どうですか、普通のサイダーと違いがありました?」とBMWのお客様。
「いやぁ、多少どろっとして甘いかな、程度しか分からないです。」私はそんなにサイダーマニアではないので厳密な違いは分かりませんでしたが、もしかしたらファンの方ならサイダーの飲み比べで産地まで分かってしまうかも!?




 道の駅「みょうぎ」で十分に休んでからパノラマ街道内回りに出発しました。街道の頂上付近なので見通しも景観も良いです。路面には減速の段がありますが比較的走りやすいです。この先を一気に下り県道51号に入ります。しかしその間かなり急なカーブもある為、曲がる手前で十分に減速して安全走行する必要があります。


“横浜軍団現る!!”
 機嫌良く走っていたところ、県道51号に入ってすぐにまさかの煽られです! バックミラーを見ると真後ろにバイクの影が。え~お客様車間距離詰め過ぎですよ! と思ったのもつかの間、よく見ると我々以外の白いフルカウルでした。2番目に走行していたランツァのお客様はずいぶん後ろにいるではありませんか。

 野郎ナメやがって、と思うもすぐに右カーブが近づいてきたので減速してコーナリングに入りました。すると白い奴がイン側から入りこんでくるではありませんか。危険回避の為少しアウト側のラインを取りましたが、今度はアウト側の壁が迫ってくるのでそちらも危険でした。仕方がないから先に行かせるため左に寄り減速。すると白い奴と青い奴が2台連続で抜いていきました。抜き際に振り返りちょこんと片手をあげてきました。それがより一層私をイライラさせました。小馬鹿にしてんのか? ここは公道たぞ!
 ナンバーを見ると横浜の連中でした。仏の様な私でも、さすがに一般道で真後ろに付かれて煽られた上にカーブの途中でイン側から追い越されようとすれば頭に血が上ります。しかしここはツーリングの主催者、その様な挑発に乗るわけには行きません。

 まだ他にもいるのかと思いミラーを見ると、今度はハーレーがトロトロ追いつこうと後ろから走ってくるではありませんか。他の皆様も雰囲気を読んで、先に行かせようと左に寄っていました。私も左端を徐行に近いくらいゆっくり走行していましたが、ミラーの奥のハーレーが中々来ない。譲っているのだから早く行って~と願うことしばらく。やっとこ先に行きました。やはりこれも横浜ナンバーでした。

 何なんだあの横浜軍団は! とまた頭に血が上りそうでしたが、やはりここは主催者です、冷静に余裕のある態度で臨みました。ですが、少し走ると横浜軍団はその先で乗用車に阻まれていて、結局我々が追いついてしまいました。きっと気まずかったに違いありません。もっとも、その後すぐに我々は右折して199号に入ったので、彼らとはそこでおさらばでした。

 バイク乗りも千差万別。良質な方だけではないのだと久しぶりに実感しました。ですが、この様な連中はごく少数です。バイク乗りが皆マナーが悪いとは思わないでいただきたいのです。むしろ相手のライダーに気を遣うような走りをする方が圧倒的に多いと思います。


    ● 県道196号パノラマ街道から県道51号へ(内回り)
          ↓
    ● 県道199号から県道48号を経由して道の駅「しもにた」へ




 県道199号は妙義側から入ると、少し上ってすぐに下りに入り、そのまま県道48号まで続きます。センターラインのある路面の綺麗な走りやすい道路で、景観も良く非常に親しみやすい通りです。ただ下りが長く続くのでスピードには十分注意しないと曲がり切れないカーブがある為、気を抜くことはできません。

 突き当りから県道48号に右折して入ります。下仁田の方に流れに乗って下ってくるといきなり踏切があるのですが、そのポイントで少し急ブレーキ気味になったお客様もいらっしゃったので、次回以降、ルートの中に踏切がある場合はその場所を周知しなければいけないと反省しました。というのも、私は地図で十分に確認して下見で少なくとも1回は訪れた場所ですから踏切の場所も知っています。ですので一時停止のために余裕をもって減速できます。しかし初めてのお客様にとっては、坂を下りてきていきなり踏切があったら危ないと思うはずです。その点の配慮が欠けていました。改善して次回につなげたいと思います。




 無事に道の駅「しもにた」に到着しました。写真は下見の時のものですが、当日はバイクだらけでした。




 これが今回一番良いカットです。ちょっとテンプターが後ろに隠れてしまっていますが、まとまって停めることができました。皆様それぞれ高速道路の走行に向けてじっくり休憩していただくことにしました。


 私は下仁田ねぎのポテトチップスを買いに売店に入ると、それより先にサベージ650のお客様がソフトクリームを注文されていました。どうやらここはソフトクリームも美味しいようです。
 ポテトチップスは400円だったので悩みましたが、下見の時は我慢したので当日は食べさせていただきました。

  自分一人では食べ切れないのと、おそらく誰も食べたことがないだろうということで、皆様にも召し上がっていただきました。しかしそれでもかなりの量が残り、麦茶を飲みながら頑張って食べ進めました。が、これがイケなかった・・・ 毎回やってしまいますが、今回も食後に気持ち悪くなってきました。同時に眠くなってきました。一気にカロリーを摂取し過ぎた感じです。


    ● 道の駅「しもにた」を出発して最寄りのガソリンスタンドで給油
          ↓
    ● 上信越道下仁田ICから関越道を経由し、嵐山PAで解散 (PM3:40)


 下仁田ICから上信越道に入るといよいよ気持ち悪さと眠気がマックスに。いかんいかん、歌だ、歌をうたえぃ。それしかない! と思うと、脳内で歌が聴こえてきました。

 
♪ 今あなたの声が聞こ~え~る ここにおいでと~ ♬ さみしさに~ 負けそおな~ わた~しに~ ♩♫

 おお始まったぞ~ 今日も絶好調だ。歌と映像が見事に再現されるぅぅ~ と、そのまま「これより貴艦を援護する!」まで行き、結局メインターゲット(A133, Z165)へ向かい、「ほぉぉ、プロトカルチュわぁぁ~ ぬわぁぁああ~」となるのでした。今日は調子が良く3回くらいリピートしました。その間にだいぶ走行し、藤岡JCTに入る頃には正気に戻っていました。
 え? お前は一体何を歌っているのかですって? 
ただの流行歌ですよ。何万年も昔に異星人たちの街で流行った、当たり前の・・・ラブソング・・・




 “当たり前のラブソング”を歌って関越道に入ると、やはり混雑が始まっていました。しかし嵐山PAに到着したのは午後3時半頃だったので、画像の様にまだ明るく余裕のあるスケジュールとなりました。今回のツーリングはここを解散ポイントとしました。そして皆様各自休憩されてからそれぞれの帰路につきました。

 5月は2回ツーリングを実施しましたが、お忙しい中で2回とも参加していただいた皆様、ありがとうございました。また1回でも参加していただいた方にも感謝申し上げます。一緒に旅をした楽しい思い出になっていただければ幸いです。



※峠道の写真等の一部は事前に下見に訪れた際に撮影しておいたものです




  ☆ポイント
     良かった点:ヘルメット専用のワイヤロックを用意したので、ヘルメットを持ち歩かずに済むようになったこと。
          :高速道路に皆様が全員入ったことを確認してから自分も進入するようにしたこと。
     反省点  :ルート内に踏み切りがある場合は、予めそのポイントを参加者に周知すること。
          :目的地内は容易に見て回れる場所にすること(今回は苦しかったと思います)



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 今回は余裕のある行程で明るいうちに無事夕方前に解散することができました。しかし当初碓氷峠も含めたルートを検討していました。



 これは4月4日に下見に行った際に撮影した碓氷峠の様子です。4月ですがまだ木々も眠っている冬の情景でした。




 しかし見て下さいこの色鮮やかな生き生きとした情景を! 5月19日に下見に行った際に同じ場所で撮影したものですが、碓氷峠の木々はひと月半でここまで変化します。本当はこの新緑をお客様方にも味わっていただきたかったのですが、いかんせん今回のルートに碓氷峠を加えると行程がハード過ぎて疲労することは分かっているので割愛させていただきました。

 実は下見の際は碓氷峠を往復してから妙義山の上毛三山パノラマ街道を外回り内回り2周し、下仁田方面へ行ったのですが、妙義神社の階段もありあまりにもキツクて途中でヘタってしまったので、当日は碓氷峠は無しにしました。またの機会に一緒に行きたいと思います。

 下見の際に妙義神社の階段を上りながら、これは皆様にとってもキツイだろうなぁと考えていました。しかし妙義神社は国の重要文化財ですし、せっかく来たのだから自由行動で参拝は任意にすることで、立ち寄りを決めました。実際には皆様それぞれ本殿まで行かれたので、往復はかなり辛かったと思います。ですので今後の目的地はもう少し気軽に訪れることのできる場所にしていきたいと思います。きっと明日にはみな筋肉痛になっていることでしょう。

 そんなこんなで今回のツーリングも無事終えることができました。ご参加ありがとうございました。また次回のツーリングでお会いしましょう。





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