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*メガスピード第12回ツーリング 「2017年3月19日(日)」を開催しました!*



 メガスピード第12回ツーリングを2017年3月19日(日)に開催しました。今回のツーリングは前回、前々回と雪に足止めされたルートをすべて攻略することを目的とした、東秩父方面の集大成と位置付けました。

名付けて
「逆襲の東秩父&ときがわスペシャル!」です。

 逆襲の東秩父というと何だか東秩父が逆襲してきそうな感じですが、我々がリベンジしに行きます! そしてときがわ町を楽しむというスペシャルコースを設定しました。

 当日の朝は天気予報の様に快晴にはなりませんでしたが、比較的良い天気でした。いつもの様に駐車場の落ち葉掃除をしてから工場の中で待っていると、サベージ650のお客様が一番乗りでいらっしゃいました。早速今日の行程表を渡して説明していると、駐車場には珍しくオフロード車が来ました。何と久しぶりにお会いするランツァのお客様でした。

「いやぁお久しぶりです。誰かと思いましたよ!」
「前からツーリングの様子を見ていて参加したいと思っていました。」とランツァのお客様。完全に想定外だったので非常に嬉しくなりました。お元気そうで何よりです。ということで、今回2ストの初参加となりました。

 それからテンプターのお客様、GSR400のお客様、NC700のお客様、最後にFZR250Rのお客様にお越しいただき、今回は何と私を含めて7名で出発することができました。

 思い起こせばツーリングを初めて企画したのがちょうど一年前の4月です。最初はテンプターのお客様と私の2人だけでした。でも徐々に仲間が増えていき、今年度の締めくくりの今日、7名で活動できることを光栄に思います。もちろん皆が毎回参加できるわけではないので参加者に増減はありますが、新しいツーリング仲間が増えてくるのは嬉しいことです。

 今回のツーリングでは私とNC700のお客様、GSR400のお客様、FZR250Rのお客様の第1グループ4名、サベージ650のお客様、テンプターのお客様、ランツァのお客様の第2グループ3名と2つに分けて出発しました。7名だと全員が信号を渡り切れないケースもある為、一応何らかの場合に対処できるよう2グループにしました。実際に信号で何度かひっかかりましたが、後半のグループに東秩父方面の勝手の分かるサベージ650のお客様に隊長になっていただいたおかげでスムーズに進むことができました。


    ● 当社メガスピードを出発 (AM9:20)
          ↓
    ● 圏央道:白岡菖蒲インターから高速を利用
          ↓
    ● 鶴ヶ島ジャンクションで関越道を経由し、東松山インターで一般道へ


 今回も東松山インターまで高速で進みましたが、彼岸を含めた三連休の中日なので結構交通量が多かったです。圏央道は何とか走れましたが関越道に至ってはかなり渋滞個所がありました。




 東松山インターを降りてときがわ町に入り、コンビニで休憩しました。走っているときは緊張しているのか鼻水が止まりますが、休憩すると途端に鼻が・・・ 水の様に流れてきます。ここまでサラサラになるとは・・・ 摂った栄養が全部鼻水になって放出されてしまう感じです。GSR400のお客様は前回苦しまれていたようですが、今回はそれほどではないということ。やっぱり大丈夫な日とそうでない日は結構個人差があるようです。

 次は前回のツーリングで雪のあった雀川砂防ダムへ向かう予定だったので、ダム好きなNC700のお客様にその話をしました。
「小さいけれど、この先に雀川砂防ダムっていうのがあるんですよ。親水整備されていて遊ぶところもありますよ。」
 ちょっぴり得意げに言うと、
「ええ、前に1回行った事ありますよ。」とNC700のお客様がニヤリ。

 な・・・なにぃぃ~!!! 手ごわい!!


    ● 県道172号から「山辺の桜並木」へ
          ↓
    ● 「ポケットパーク久保の平」から「雷電山」・「雀川砂防ダム」へ


 コンビニを出てすぐに「山辺の桜並木」へ入り、そのまま峠を上ります。途中には景色の良い開けた場所がありました。




 夜景はきっと綺麗でしょう。時々やってくる対向からの自転車に気を付けながら進むと、「ポケットパーク久保の平」にたどり着きます。




 そこから更に山を上り「雀川砂防ダム」方面へ。今回は雪や凍結もなくスイスイダムまで進むことができ、春を実感しました。




 ダムに到着すると、皆様は前回きたばかりなので、中には入らず駐車場で談話されていました。私はというと、初めて訪れるというランツァのお客様に少し辺りをガイドさせていただきました。画像左がダムの堤防で、中央がステージです。シーズンには何かの催しがあるのかもしれません。

 少し休憩して、前回は中止になった逆コースで「ポケットパーク久保の平」まで進み、そのまま峠を下って「慈光寺」を目指しました。


    ● ポケットパーク久保の平を経由して県道172号へ
          ↓
    ● 県道172号から「慈光寺」へ




 都幾山の中腹にある「慈光寺」に向かう上りは、雀川砂防ダムへの林道の様な感じですが、距離は半分くらいな感じです。ちょうど前にバスがいた為ほぼ徐行で駐車場まで上りました。




 駐車場には観光案内の看板とトイレが併設されています。この先をもう少し上ると慈光寺を中心に一周できるような下りのルートがあるのですが、急こう配・幅員激狭・崖に柵無しのコンビネーションが待っているので今回のツーリングでは安全を考え、元来た道を下ることにしました。私は下見の時に何度も通って確認していますが、かなりヤバいので興味のある方は後日各自でトライしていただくことにしました。


    ● 「慈光寺」から県道172号へ
          ↓
    ● 県道172号を渡り、町道を上り「くぬぎむら体験交流館」で昼食 (PM12:00)




 「くぬぎむら体験交流館」は新柵山の中腹にあるので、慈光寺を下り、そのまま進んでまた峠を上りました。かなりの急カーブと勾配の連続を越えれば、昼食にありつけます。




 「くぬぎむら体験交流館」に到着したとき、ちょうど正午になったようで大音量のサイレンが山中に響き渡りました。早速皆で名物「ひもかわうどん」を注文しました。しかし今日は私たちを含めて団体が数グループあったので、食事が出てくるまで40分くらい待つことになりました。皆お腹が空いている状態で長時間お待たせしてしまった点は主催者として反省課題になりました。

 しかし待ったかいがあり、出てきたうどんは柚子がきいていて美味しかったです。だいぶ待ったので危うく写真を撮る前に喰い付きそうになりましたが、正気を保ちました。
 「ひもかわうどん」は一本一本が短いのですが、その分ぶっといので結構量があります。食べても食べてもなくならない感じがしました。お稲荷さんも中身がギッシリ詰まっていて食べごたえがありました。と言うよりも、全部食べてからしばらくお腹が苦しかったので量的には多めかもしれません。冬季限定のセットだということで迷わずチャレンジしてみました。


    ● 県道171号を経由して県道273号「松郷峠」へ
          ↓
    ● 「松郷峠」から「ポケットパーク久保の平」を経由し、再び「松郷峠」へ
          ↓
    ● 「松郷峠」から県道11号を経由し「和紙の里」で休憩


 昼食後は再び峠を下り、松郷峠から雷電山方面へ、そしてまた松郷峠中腹に戻り、そのまま県道11号を経由して和紙の里で休憩しました。ちょっと休憩が早いのですが、この先は連続して峠越えが待っているのでその準備の意味合いもありました。




 今日は過去最多の7台なので、これだけ集まると壮観です。我が社もここまで発展したか! という感じですが、何もかも、支えていただいている皆様のおかげです。




 もうメガスピードツーリングではお馴染みの「和紙の里」になりましたが、売店が多いのと休憩するベンチ等が豊富なので、結構楽しめます。ランツァのお客様はまだお腹がいっぱいと言われていましたが、私も食べ過ぎた感があり、しばし休憩していました。他のお客様方は各自好きなものを召し上がっていました。

 
↑ここまでが「ときがわスペシャル」です。
 ↓そしてここからが「逆襲の東秩父」になります。



    ● 県道11号から県道361号を経由して「関東ふれあいの道」へ
          ↓
    ● 「関東ふれあいの道」から県道82号を経由し、県道361号から「釜伏峠」へ




 県道361号を県道11号側から上ると、この様な絶景が待っています。ここから「関東ふれあいの道」を下ると県道82号に出ます。比較的道幅も広く舗装も良いので走りやすいところです。雪が降ってから1月、2月はずっと通行止めでした。




 県道82号から県道361号経由で釜伏峠にアクセスする道は、図の様に緩やかなところと、勾配のかなりキツイRの小さなヘアピンがあるので失速しない様に気を付けなければならない場所があります。道幅も狭く技量が試されます。ここを上り切ると釜伏峠の五差路(二本木峠方面、皆野町方面、日本水方面、釜伏神社方面、そして更に細い林道)に出ます。看板はありますが、林道を含んだ峠の五差路はヤバイです。もし標識が無かったら・・・


    ● 「釜伏峠」から「塞神峠」を経由し、県道82号へ
          ↓
    ● 県道82号を経由して「道の駅みなの」へ




 釜伏峠の五差路から日本水(やまとみず)方面に下ると、途中に塞神峠(さいじんとうげ)の標識がありY字に分岐しています。今回は塞神峠の分岐を皆野側に進みました。




 塞神峠の皆野町側の下りもかなり難度が高く、ヘアピンというよりもV字に等しい勾配のキツイカーブがあります。

 塞神峠は県道82号に出ますから、そのまま「道の駅みなの」まで進み、そこで休憩しました。和紙の里を出発してから一気に県道361号、関東ふれあいの道、釜伏峠、塞神峠、と3つの峠を越えてきたので、皆様はそれぞれ充実した様子でした。結構ハードな行程で達成感があります。

 そしてリベンジすべく最後の目的地「美の山」を目指しました。去年12月11日のツーリングで雪に阻まれて行けなかった目的地○○○の答えは「美の山」だったのです。雪道の画像一枚しかヒントはありませんでしたが、正解した方は皆野町マスターと呼ばせていただきます!


    ● 「道の駅みなの」で休憩して国道140号沿いのガソリンスタンドで給油
          ↓
    ● 「美の山公園観光道路」を上り「美の山公園」へ


 蓑山にはいると一か所だけ壁面に雪が固まった巨大な氷が貼り付いていましたが、それ以外は道も乾燥して良い状態でした。ワインディングを慎重に上り切るとそこには「美の山公園」があります。




 駐車場からも見えますが、公園内には何か所か展望台が設置されています。東側の展望台からは二本木峠を中央の尾根とした山々が一望できます。




 少しモヤモヤしていましたが、何とか山肌に道が見えます。中央でグネグネしているのが「関東ふれあいの道」です。さきほど下ってきたところです。5月には「天空のポピー」が咲き乱れ、頂上付近は大渋滞が発生します。




 公園最北部の展望台で景色を見ていると、自然と皆が集合しました。ですので今回はここで記念撮影をしました。白いズボンが私です(誰も聞いてないですって !?)。もうすでに首と腰がヤバくなっていましたが、皆様は元気そうです。




 北側の展望台からは園内が見渡せます。某所には天空の城と呼ばれている場所がありますが、ここも十分に天空の城だと思います。




 「美の山公園」の「みのやま」は、山の名前だと「蓑山」で、標高586.9mで周囲から浮いた様にぽつんと1つだけあるので、頂上から360度秩父の全周が見渡せます。非常に景色の良いところです。それぞれ各自散策していただき、「蓑山」を南側から下ることにしました。南側は比較的車線も広く快適なワインディングです。そのまま県道82号を経由して、関東ふれあいの道を上り、県道361号を下り、県道11号経由で和紙の里まで一気に駆け抜けました。


    ● 「美の山公園観光道路」を下り県道82号へ
          ↓
    ● 県道82号から「関東ふれあいの道」、県道361号、県道11号と進み「和紙の里」で休憩




 今日2回目の和紙の里ですが、到着した頃には売店が店を閉め始めていました。今回はちょっと臨場感が出るように、バイクだけでなく、実際にバイクのそばにお客様がいらっしゃる場面をおさめました。いかがでしょうか。




 私は喉が渇いてきたので、ソフトクリームを注文しました。ってかなり倒れてますけど・・・
皆のところに行くと、「え~今頃食べるの~?」とGSR400のお客様が言いました。GSR400のお客様はすでに和紙の里1回目の休憩時に召し上がっていたのです。午後3時も回っていたのでちょっと寒いかなぁ。
それとなぜかフライドポテトが食べたくなったので一緒に注文しました。マクドナルドの様な棒状のものが出てくるかと思いきや、半月状のポテトがやってきました。皆が座っているテーブルに置き、みんなで食べられるようにしました。
「あれ~どうしたの~」とGSR400のお客様。
たまには私だって差し入れしますよ~。
 フライドポテトはかなり濃い塩加減で、食べても食べても後を引き、もうひとパック食べたくなります。む・・・もしやそれが狙いなのか!? サベージ650のお客様にも好評でした。

 それから少し首をマッサージしながらベンチに座っているとFZR250Rのお客様に声をかけていただきました。
「大丈夫ですか?」
「はい、もう痛くなってきてますが何とか大丈夫そうです。」
 主催者が一人で腰や首が痛くなっているようではダメなのですが、まぁこれはもう仕方ないですね。ハヤブサのポジションと加速・減速が一番の原因ですが、それと同じくらい子どもらの抱っこにおんぶに肩車の連続でのダメージが大きい感じがします。なるべく頼りたくないのですが、残りの行程が辛くなりそうなので、今回は我慢できずに痛み止めを服用しました。少しすると・・・

 
アアアアアアアアアア~ 効くぅぅ~ となるわけです。


    ● 県道11号から国道254号、県道344号、県道41号、県道345号を経由
          ↓
    ● 再び国道254号をまたいで県道27号沿いのコンビニで休憩




 しばらく走り、コンビニで休憩しました。テンプターのお客様とランツァのお客様が談笑されていました。私はサベージ650のお客様とお話したり、NC700のお客様とお話ししたりしていました。メガスピードのツーリングでは、休憩時間はそれぞれがバイクの話を介してお互いを知る機会になる大切な時間だと考えています。15分くらいで出発してしまいますが、それでも小まめに休憩するので、一日トータルすると、ちょっとした時間になります。

 最終的にもう少し走り、いつものコンビニを解散ポイントとしました。無事に峠を走破しリベンジできたこと、そして参加していただいた皆様に感謝を述べて今回の締めくくりとしました。

 どうしても冬季は日が短く夕方になると極端に寒くなってくるため、この数か月は比較的近い地域をツーリングルートに選びました。しかし東秩父方面は今回で一旦離れ、4月からは別のツーリングルートをすでに検討しています。いよいよバイクの季節になってきたので、より一層メガスピードツーリングを楽しんでいただけるよう企画していきたいと思います。この一年間、当社ツーリングに参加していただいた方ひとりひとりに心から感謝しております。

※峠道の写真は事前に下見に訪れた際に路肩に停車して撮影したものです




  ☆ポイント
     良かった点:雪で行く手を阻まれていた峠をすべてクリアできたこと。
     反省点  :店のキャパシティを考えてお昼の食事処を検討すること。



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 もうすっかり日も暮れて辺りは暗くなっていました。今回のツーリングでも首と腰が痛くなったので、最終解散ポイントで私だけ少し休んでから帰ることにしました。一人、また一人といなくなっていきました。そして誰もいなくなり私のバイクだけになりました。すると何だかすごく寂しい気持ちになりました。実際はモノとしてバイクが一台あるだけなのに、独りぼっちになってしまった感じがするのはバイクに自分を投影しているからかもしれません。

 ツーリングの下見で一人で出かけたときは最後まで一人が当たり前なので、自分のバイクがぽつんとあっても何も感じません。しかし今日の様に私も含めて7人でワイワイやったあと自分だけになると、本当に喪失感があります。それはきっと楽しかったから。私がそう思うように、お客様方にもそう思っていただけるようなツーリングになるよう、これからも企画・実施していきたいと思います。

 また次回のツーリングでお会いしましょう。





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