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バイク以外にも視野が広がる


 バイクは移動する為の乗り物です。エネルギーにはガソリンと空気を使い、エンジンで移動する為のパワーに変換しています。バイクの構造が分かってくると、動力にエンジンを使っている乗り物のことも良く分かるようになります。つまりバイクを幹にして枝葉を増やし、色々なものに発展・拡張していくことが可能なのです。


エンジン付きの乗り物はたくさんある
 一番身近なのは車です。今ではラインナップのほとんどがハイブリッドになっていますが、それとてエンジンがあって初めて成り立つシステムですから、エンジンのパワーでタイヤを動かしている仕組みは同じです。次に思いつくのは何でしょう。例えばモーターボートもエンジンを動力にして、パワーをタイヤの代わりにプロペラに伝えて水上を走行します。更には小型飛行機にもエンジンが使われていて、プロペラを回して推進力を得ていることが分かります。ディーゼルエンジンを使用した機関車などもあります。


産業製品も同じ
 乗り物から更に視野を広げて、エンジンを使っている農機具や工業製品を見てみましょう。チェーンソーや草刈機等にもエンジンが使われていて、動力を刃の回転に置き換えて使用しています。またエンジン発電機も夜間道路工事や露店には欠かせないものです。エンジンの動力を発電に使っています。この様に
エンジンはどこでも使用でき、パワー源のガソリンも持ち運びできることから様々な場面で活躍しています。色々な種類があるように思えますが、基本概念は1つしかありません。それは『エンジンの動力を用途に合わせて使用している』ということです。


ラーメンが作れるか?
 醤油ラーメンが作れるようになれば、少しの応用で味噌ラーメンが作れるようになり、また塩ラーメンが作れるようになります。それは醤油ラーメンであれ味噌ラーメンであれ、それらは共通して基本的にラーメンであるということを理解しているからです。その上で風味がそれぞれ違うだけであるということが分かっているからです。これと同じようにバイクや車、その他の乗り物、発電機、農機具等、とにかくエンジンを使用しているものはエンジンでパワーを出力し、目的に応じて取り出し(タイヤやプロペラなど)を変化させているだけです。つまり、醤油ラーメンも味噌ラーメンも『ラーメン』という大枠の中にあるのと同じで、バイクも車も『エンジンで動くもの』という枠組みでとらえられるということです。これはとても大切なことです。
『車もバイクもエンジンで動くもの』という概念を理解し一般化できれば、何事にも対応できるようになれます。


きっかけは整備教室!
 学習するきっかけは何でも良いと思います。もちろん整備教室で学習し始めるのも大いなるきっかけです。この記事を読まれたのも何かの縁かもしれません。
 必要なのは初めの一歩です。この一歩が踏み出せれば、バイクどころか色々なものに興味が出てきて人生がより豊かなものになるはずです。当整備教室がその様な足がかりとなれば幸いです。





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