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事例:E-258

極度に汚れたエアクリーナエレメントについて

【整備車両】 
 Today (AF61) トゥデイ  推定年式 ―  参考走行距離:約2,300km+メーター1周以上(推定)
【不具合の状態】 
 エアクリーナエレメントが著しく汚れていました.
【点検結果】 
 この車両はメガスピードにて点検整備を実施したものです.シート表皮のめくれ ※1フォークダストブーツの破損 ※1 等様々な不具合がありましたが,今回は著しく汚れていたエアクリーナエレメントについて記載します.

図1.1 汚染の著しいエレメント
 図1.1は定期点検の項目としてエアクリーナの状態を点検した様子です.ボックスのフタを外すと内部のエレメントは図の様に著しく汚れていました.この車両はワンオーナーですが,新車から一度交換していないということでした.なるほど長年使用し続けるとこの様なレベルの汚れが見られるわけです.しかし原付の用途として「メンテナンス維持」するよりは「使い切る」といった乗られ方が多いのも実際で,むしろそうあるべきという意見が黙殺できない程度のある一定数を占めることも,この問題を取り扱う上で考慮すべき重要なファクターになります.


【整備内容】
 汚れ方が激しすぎる為に清掃で片づけることが不可能だと判断し,新品に交換しました.


図2.1 新品の社外エアエレメント
 図2.1は新品のエアエレメントの様子です.シートやブーツの例にもれず,今回も新品価格が純正品に対して半額の輸入品を使用しました.しかし安価な輸入品と言っても,造りがほぼ完全にコピーされていて,材質もほぼ同じような感じであり,性能に関しては全く問題ないレベルであると言えます.
 ここまで純正部品が再現されれば,やはり部品代が半分というのは車両価格の安価な原付の整備としては非常に魅力的なものです.

図2.2 エアクリーナボックスに取り付けられた新品のエレメント
 図2.2は新品のエレメントをボックスに取り付けた様子です.寸法も純正と完全に一致していて,フタのフィッティングや合わせ面等,問題となる部位はありませんでした. 実際に試運転を実施し,性能に問題がないことを確認して整備を完了しました.


【考察】 
 原付は輸入品を含め,色々な純正部品と互換性のあるパーツが各メーカーから販売されています.そしてそのどれもが純正部品の半額から1/3程度であり,品質も同等に確保されている為,費用対効果の点から無視できない市場になっています.
 今回の事例においても,エアエレメントは輸入品を使用しました.様々な点から評価してみましたが,全く問題ないレベルであると判断できます.もちろんすべての輸入品が良い物かどうかは個別の判断に委ねられますが,安価な輸入品であっても用途に応じた目的を最低限達成している製品であれば,むしろ利用しない手はないという結論に至るのは,ごく自然なことです.


※1 使用や経年劣化により後部からめくれ上がったシート表皮について
※2 ダストブーツの破れによる防塵性能低下と見た目のまずさについて





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