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MVX250F (MC09) 専用設計 デジタル進角イグナイタ 税込価格 89,800円 適合車種:MVX250F (MC09) 純正品:TID13-01A, TID13-01B 互換
-----[MEGA-denshi製 MVX250F専用設計デジタル進角イグナイタの特徴]-----------------------------------
1、スロットルOFF時に3,500rpm以下へのエンジン回転の下がりのスムーズ化およびアイドリングの安定化
MVX250F純正イグナイタでは3,000rpm付近では過度な進角補正が入っていて、スロットルOFF時にアイドリングまでエンジン回転が下がるのに時間がかかる場合があります。 ⇒ MEGA-denshi イグナイタでは3,500rpm付近からのスロットルOFF時のエンジン回転の下降をスムーズにしています。またアイドリング時のわずかな回転変動では進角領域に入らないよう、定点点火をわずかにワイドバンドにし、そのエリア内であれば安定した燃焼を実現、アイドリングの安定化を促進します。 2、純正ベースの安心安全な点火マップとドエルタイム ![]() 図はMEGA-denshi イグナイタの点火タイミングを示したものです。前述以外にも、最大進角度とそれに至る過渡期の進角領域において、ほぼ純正と同じ点火タイミングにすることにより、安全性が確保されるだけでなく、チャンバ交換等の仕様変更があっても、純正イグナイタと同様の乗り味が得られるようになっています。また全域で純正と同じドエルタイム・デューティー比を演算することにより、点火性能とイグニションコイルの保全を両立させています。 ![]() 3、車載用の高性能CPUをはじめ、すべての部品を表面実装することによりコンパクトな造りになっています。
⇒ 車載で世界シェアトップレベルの日本の半導体メーカーRENESASの車載用CPUを使用しています。 ![]() 2、デュアルRPMシステム・気筒別点火方式 MVX250Fはフロントに1番・3番シリンダ、リヤに2番シリンダを備え、それぞれのパルス信号を元に点火制御が行われています。純正イグナイタはそれぞれ1ユニットずつあり、制御も独立しています。MEGA-denshi イグナイタは3気筒を1つのユニットにまとめ、1つのCPUで管理していますが、純正イグナイタと同様にフロントバンク、リヤバンクを独立して制御するシステムを搭載しました。 ⇒ これにより、フロントバンクとリヤバンクでの位相差に生じるクランク角速度の変化に対し、それぞれに気筒で正確な点火タイミングとドエルタイムの演算を行います。また、車体側の不具合により、フロントバンクあるいはリヤバンクのどちらかのパルス信号が入力されない場合、直ちに該当するイグニションコイルへの通電を停止してコイルの保全を図るとともに、残りの気筒は通常通りの点火制御を行うことにより、片肺でも緊急避難できるようになっています。 ![]() 4、電子部品はすべて現行の新品で組立ています。またほぼすべての電子部品を車載規格をクリアした製品で設計しています。
![]() 図はMVX250Fの純正イグナイタを解析する為に、内部を露出させたものです。純正イグナイタはアナログ回路となっており、寿命のあるアルミ電解コンデンサが非常に多く使用されていることが特徴です。これらの容量が経年により減少してくると、点火タイミングに狂いが生じたり、正常な点火ができなくなります。 ⇒ 新しい部品でリフレッシュできます。MEGA-denshi CDI に使用されている電子部品は、厳しい条件であるAEC-Qxxx 準拠といった車載用を使用しています。電子部品は10年経過したら劣化します。純正CDIは発売から数十年経過しているので非常に疲れた状態です。 ![]() 5、販売後もサポートします ⇒ ユーザー登録していただくことにより、一定条件のもと、3年間万が一の故障でも新品に交換する保証をおつけします。
[取り付けについて] 純正イグナイタと同様にそのまま取り付けが可能です。 ![]() 図はイグナイタ本体です。黒のコネクタがフロントバンク、白がリヤバンクと純正と同一でそのままカプラーONで取り付け可能です。 ※配線被覆は行っておりませんので、ユーザー様が必要に応じて施工してください。 ![]() ![]() 手順1:最初に右サイドカバーを外し、左右の純正イグナイタを取り外します。次にMEGA-denshi イグナイタ を純正の位置に置き、6Pカプラを1つずつフレームの内側を通します。 ![]() ![]() 手順2:黒と白のオスの6Pカプラをそれぞれ車両側のメスのカプラに爪がロックするまで差し込みます。次に本体を取り付けます。本体の裏には図の様に両面テープを取り付けてあるので、ご使用前にフィルムをはがしてご利用下さい。 ![]() ![]() 手順3:純正イグナイタの位置にそのまま両面テープで貼り付けて設置完了です。図の様に純正のイグナイタカバーも取り付けられますが、わずかに干渉します。また、イグナイタの発熱をケース全体から放熱しているので、風通しの面からイグナイタカバーは無い方が良い可能性を否定できません。両面テープでイグナイタをフェンダーに接触固定することにより、フェンダーに放熱できます。 ※ イグナイタの固定については、これでなければダメというものではないのでユーザー様でご自由に設置して下さい。放熱の観点から、なるべく涼しくなる位置が良いです。 [注意点] ・エンジン回転のレブリミッターはあえてプログラムしておりませんので、回し過ぎにはご注意下さい。 ・開発時はレッドゾーンに入る直前までエンジンが吹け上がることを確認していますが、それ以上の回転域の動作は保証外となります。 ・誤作動防止の為、NGK抵抗入りプラグをご使用下さい。その他のプラグでは動作未確認となります。 ・純正イグニションコイルおよびハイテンションコード以外での動作は未確認の為、社外の強化コイルやホットワイヤー等は非適合となります。 ⇒ 誤作動した場合、内部ICが損傷し、イグナイタが故障するおそれがあります。 [開発について] MVX250FはまさにHONDAの2ストレプリカの先駆者であり、随所に当時の挑戦が見られます。しかし発売から40年近く経過した今、現存する個体もわずかであり、現役で走っている車両は更に少ないと考えられます。したがってMVX250Fは弊社の当初の主要開発車種からは少し離れた位置にありました。ですが、今回まったく予期せぬ入庫となり、開発する流れとなりました。開発車両としてご協力いただいたユーザー様は、常日頃『隠し球』があるから、とおっしゃっていました。その『隠し球』が、まさかのMVX250Fでした。 ![]() 今回イグナイタを開発するにあたり、とくに留意した点は、やはりドエルタイムです。デューティー比を含め、安全面からも純正をベースにほぼ同じ仕様としました。また、ドエルタイムによる負荷と発熱を検証するため、12,000rpm時の点火を再現して100時間耐久テストを行いました。無事にテストをクリアしてから車両に取り付け、走りを確認したところ、良好であることが確認できたので、この仕様での発売となりました。 ![]() 純正イグナイタの開発された1980年代初頭はまだCPUも発達しておらず、このMVX250Fの純正イグナイタもアナログ制御となっております。しかしそれから40年後の令和になった今、日本の誇るルネサステクノロジ社の車載用CPUで正確なデジタル制御を行うことが可能です。日本車のインジェクションモデルの純正ECU内部にもRENESASのCPUが使われていることからも、信頼性のある日本の半導体企業を MEGA-denshi は支持します。 MVX250Fの発売が1984年頃ですから、すでに40年近くの年月が経過しています。当然イグナイタも劣化しています。新品のデジタル進角イグナイタを供給させていただくことにより、ユーザー様には今後もずっと安心して維持し続けられるようお役に立てれば幸いです。 [バージョン情報] 2021年-------------------------------------------------------------------------------- 2021.7.11 MVX250F (MC09) 専用設計デジタル進角イグナイタ ver.1.0 新発売 -----[お客様の声]-----------------------------------
ここではイグナイタ装着後にいただいたお客様の声の中から、掲載に快諾していただいたものをご紹介します。修理の際に絶版部品で困っていた方、予備を兼ねた純正からの換装で性能がUPした方、色々なケースがあるかと思います。もちろんすべての方が同じような体感を得られるとは限りませんが、ひとつの目安としてインプレッション等を参考にしていただければ幸いです。
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