トップページ> MEGA-denshi> MEGA-denshi-CDI >
RG250Γ (GJ21B-5型) 専用設計 デジタル進角CDI+電源取り出しカプラセット~Final Edition~ 税込価格 69,800円 適合車種:RG250Γ (GJ21B) 5型 -----[MEGA-denshi製 RG250Γ (GJ21B) 5型専用CDI~Final Edition~の特徴]-------------------------
~はじめに~ 並列二気筒のいわゆるパラガンの中で、最終の5型のみ進角、遅角制御が入っています。したがって、5型はそれまでの1型から4型のパラガンの固定点火タイミングとは全く性格の異なる車両であり、CDIの互換性も一切ありません。ですので、完全に専用設計で純正互換のCDIを開発しました。 ※ GJ21B-3,4型用のCDIの配線を加工して無理やり5型に取り付けようとすると、配線パターンにより、全域で進角し過ぎたままか、全域で進角しないままか、どちらかの両極端の点火時期になります。開発段階では実際にソフトウェアで両極端の点火マップを作成し、実験や実走試験を行い次の様な症状を確認しています。 進角し過ぎのままの場合・・・高回転は点火時期が早過ぎて異常燃焼に近づくため回転上昇の鈍りが発生します 進角しないままの場合・・・・点火時期が遅過ぎて出だしから高回転に入る直前までまったくトルク感の無い性質になります。 1、安心の純正互換を基本とした設計
⇒ プログラム次第ではどのようにでも進角できますが、進角すれば良いと言うものではなく、無理な進角は異常燃焼によるパワーダウンを招くだけでなく、エンジンに損傷を与えます。メガスピードとしては、無理なパワーアップを求めるのではなく、あくまで現存する車両を大切に乗り続ける為の「絶版である純正の互換品」としてのCDIを開発しました。 純正と同様の点火マップを採用するメリットは大きく2つあります (1) 信頼性と性能のバランスが高く調和されていること (2) 純正CDIからMEGA-denshi製CDIに交換した場合、車両の仕様にかかわらず、同じようなフィーリングが得られること まず(1)については、点火タイミングが純正と同じであれば、今まで通りエンジン負荷に対する信頼性と、燃焼に関する点火性能が得られます。そして(2)ですが、点火タイミングが純正と同じであれば、チャンバーが交換されていても、キャブレターのセッティングが変更されていても、純正CDIからの交換であれば違和感なく走行できます。 2、点火時期マップの概要 3、始動性の改善 ⇒ 物理的に最短で点火するように電子回路およびプログラムを設計してあります。ですので、もし純正CDIが疲弊している場合は、MEGA-denshi CDIに交換することにより、始動性の向上が見込めます。 4、CDIが新品になることにより、燃焼に関する点火の不具合以外に下記の症状が改善される可能性があります。 ・SAECの動作不良 ⇒ SAECの排気バルブの制御ユニットは、CDIユニットからの出力により動作しているので、CDIユニットのの出力波形に問題がある場合は、新品にすることにより改善させる可能性があります。逆に新品にしても動作不良が改善されない場合は、デバイスそのものが故障している可能性があります。 5、高性能CPUをはじめ、すべての部品を表面実装することにより、デジタル制御ながらもコンパクトな造りになっています。
⇒ CPUは車載で世界シェアトップレベルの日本の半導体メーカーRENESASの製品を使用しています。 取り付けも純正のCDIの取り付け位置にそのまま設置することができます。 6、電子部品は車載用の新品で組立ています。
⇒ 新しい部品でリフレッシュできます。使用する電子部品は可能な限り車載用を選んでいます。
半導体部品は10年経過したら劣化します。純正CDIは発売から数十年経過しているので非常に疲れた状態です。 7、販売後もサポートします。 ⇒ ユーザー登録をしていただければ、一定条件のもと、3年間万が一の故障でも新品に交換する保証をおつけします。
[取り付けについて] RG250Γは最終の5型でも、純正はアナログ制御のCDIユニットなので、直接バッテリ電源を使用していません。しかしMEGA-denshi製のデジタルCDIは、CPUや周辺に実装しているICを駆動するのに+12Vのバッテリ電源を使用します(正確にはCDI内部のレギュレータにより更にCPUやICの要求する電圧に落としています)。その為、イグニションONの時(アクセサリ電源)に+12Vを得られるように配線を引き出す必要があります。 このCDIセットには、カプラーオンでCDIに電源が供給できるように必要部品が同梱されているので、手順通りに取り付ければ簡単に電源をCDIに供給することができます。 左の図はCDI+電源取り出しカプラセットの内容です。➀CDI本体、②電源取り出しカプラキット、③ヒューズホルダ、④ヒューズ本体、⑤CDI固定用ねじ、仮止めワッシャ、セルフロック式フランジナットの3点セット、以上合計大きく分けて5点になります。組み立ては右の図の様な順になります。 ※ ファイナルエディションは下図の様に配線に被覆をした状態で出荷します。 次に取り付け例を示します。ここではCDIセットに付属するカプラーONキットを使用します。要はCDIにイグニションONで+12Vの電源が供給できれば良いだけなので、ご自身で電源が用意できる方、あるいはすでにアクセサリ電源のある方はご自由にお取り付けください。CDIから出ている(黄)の配線に+12Vを供給して下さい。 1、まずリヤシートを取り外し、オスが黒、メスが白の3Pカプラを見つけます。またがって車両右側のシートカウル奥にあります。 2、次に、図の様に3Pカプラを外します。 3、ここから電源を取り出すので、電源取り出しカプラキットを外した3Pカプラに割り込ませます。 4、電源取り出し用の(黄)の配線を図の様にフレームに這わせてCDIへ引き込みます。 5、純正CDIを取り外し、車体側のハーネスの110型3Pカプラ(小さい方)と250型3Pカプラを確認します。 6、CDIのメス・ギボシ(橙)と車体側のオス・ギボシ(黒/黄)を接続し、それぞれ3Pカプラを2つ接続します。 ※2つある3Pカプラは形状がかなり違い、ギボシもオスとメスが明確に分かれているので、迷う接続はありません。 7、図の様にCDI側の電源線(黄)も接続して、配線はシートフレーム等に結束バンド等で固定します。 8、最後にCDI本体の取り付けを確認し、レギュレータを取り付けて作業完了です。 [注意点] ・バッテリから直接+12Vを接続すると、イグニションOFFのバイクに乗っていない間にも微量ですが電流が流れている為、バッテリ上がりの原因となります。 ・エンジン回転のレブリミッターはあえてプログラムしておりませんので、回し過ぎにはご注意下さい。 ・誤作動防止の為、抵抗入りプラグをご使用下さい。 ・純正イグニションコイルおよびハイテンションコード以外での動作は未確認です。 [開発について] メガスピードではRG-ΓシリーズのCDIの開発を続けてラインナップを増やしていき、並列二気筒(いわゆるパラツイン)での未開発は最終5型のみとなっておりました。 この型式GJ21Bの最終5型はV型に移行するつなぎと見られ、それほど数は出ていないようで、開発車両の入手の難さが主な要因でした。しかし今回縁があり、5型のCDIを開発する機会に恵まれた為、鋭意開発を行いました。 これまでの説明の様に、5型はパラガンの中では唯一、進角・遅角制御が入ったCDIが採用されています。したがって、デジタル制御で純正の点火時期をモデファイしたマップを採用しています。新品はすでに絶版になっている為、5型のオーナー様には是非ご利用いただきたいと考えております。 メガスピードでは電子部門のメガスピード電子制御テクノロジー「MEGA-denshi」により、国産のCDIを製造することにしました。電子回路設計、基板設計アートワーク、プログラム製作、CPUを含めた電子部品の実装、製品化まですべて 「MEGA-denshi」 で行っています。 純正CDIと最も異なる点は、CPUやICを動かす為に電源が必要なことですが、CDIへの供給電源も、カプラーを取り付けるだけで可能になるよう、配線もセットにしました。 2000年代からCPUはすべてシングルチップ化して非常にコンパクトになりました。搭載しているデジタル制御を担う高性能CPUは、日本が世界に誇る車載半導体メーカーRENESAS社のものです。日本車のインジェクションモデルの純正ECU内部にもRENESASのCPUが使われていることからも、信頼性のある日本の半導体企業を MEGA-denshi は支持します。 RG250Γの最終型という稀有な車両も新品のデジタルCDIにより、今後もずっと安心して維持し続けられるようお役に立てれば幸いです。 ----------[お客様の声]----------
ここではCDI装着後にいただいたお客様の声の中から、掲載に快諾していただいたものをご紹介します。修理の際に絶版部品で困っていた方、予備を兼ねた純正からの換装で性能がUPした方、色々なケースがあるかと思います。もちろんすべての方が同じような体感を得られるとは限りませんが、ひとつの目安としてインプレッション等を参考にしていただければ幸いです。
|
Copyright © MEGA-speed. All rights reserved |